SOUND SHOP balansa
本当ならば去年から取り扱う予定で動いていたのですが理由あってずれにずれこみようやく今シーズンから取り扱い開始となる韓国釜山のブランド SOUND SHOP balansa(バランサ)が今月入荷します
2008年韓国釜山で古着やレコードを扱うショップとして誕生したバランサは、その独特なセレクト眼で徐々に国内外から注目を集めオリジナルアイテムは国内外多くのアーティストから支持されるようになります
バランサという名前の由来はBalance(バランス)からインスピレーションを受けて様々な文化を織り交ぜてバランスをとっていくという意味で、音楽やストリート、ビンテージなど様々な文化をバランサのフィルターを通して発信しています
また、現在ではソウルにもショップを構え、また多様なブランドとコラボレーションを行うなど精力的に活動しています
ここ数年、韓国ブランドとのつながりを多く持ってきたCIYですが、僕らが彼らに惹かれる大きな理由はどのブランドも小さなコミュニティ、インディペンデント(ゼロ)からスタートしているという点です
東大門ファッションと言われる大量生産大量消費文化が良くも悪くも深く根付いていた昨今の韓国ファッションにおいてCIYが取り扱うブランドたちはそことは一線を画した地道でインディペンデントな活動をこつこつ積み上げ現在の立ち位置を確立しています
BLANKOFは今までの韓国には無かったバッグブランドとして地道にシェアを増やして現在では街を歩けば誰かは身につけているブランドに成長しています
(デザイナーWonとはビジネス関係を抜きに今では親友でこの間久々に再会して近況報告し合ってお互いマジ泣きしました、コロナ憎い)
The Internatiiionalは韓国ではかなりインディペンデントなハウス・レイブ音楽を愛する人々が極々小さなコミュニティから発信を続け、世界の音楽愛好家が着用したことで逆輸入的に韓国において認知度を拡大しました
今回取り扱いの始まるバランサも韓国第二の都市釜山の小さな店舗からスタートし今では韓国内外問わず知られるブランドに成長しています
(どのブランドも大きくなっているもののルーツや信念は変わらず保てているところがすごい)
自分たちが過去に感じていた韓国ファッションに対する「量産で粗悪、でも安い」みたいな感覚は未だ残っていつつもそれはかなり表層的で、掘り下げると若いエネルギーのある人々が今までとは全く別の動きから韓国の新しい文化を作り上げている転換期のように感じています
アイドル文化を含め、僕らが韓国から感じている強大なエネルギーは「とにかく自分達の好きなことを突き詰めて楽しむぞ、で、そのために金作ってサバイブするぞ」という貪欲な姿勢からくるものだと思います(日本以上に格差社会の韓国において綺麗事だけでは生き残れない現状)
そういうエネルギーも込みでこれからもCIYを通して「みんなが知ってる韓国よりもう少しだけ掘り下げた韓国」を紹介できたらと思ってます
今年中には久々の渡韓をして買い付けや新しい出会いをしに行く予定です