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「僕とヴェルディ」改め「サッカーとJ.LEAGUE」

20日(土)からうちの新しいスペース "office"にて Jリーグ30周年を記念してSHUKYUから刊行された「THE DESIGN STORY OF J.LEAGUE」のポップアップストアが開催されます

そのPRがてら「僕とヴェルディ」と銘打って自分が幼少期からファン・サポーターとして40年近く苦楽(苦多め)を共にしている東京ヴェルディの話を書き始めたのですが途中まで書いて前・中・後編くらいの超大作になりそうだったので辞めました

なのでちょっと視野を広げてサッカーとJリーグのことを書きます

昨今はインターネットの発展に伴い世界のサッカーを見る環境がどんどん広がっています(今もDAZNでアジアカップのシリアvsオーストラリアを見ながらこれを書いてます)

サッカー好きにはとてもありがたいことです

うちに来てくれる若いお客様たちの多くもヨーロッパリーグのチームを応援している子が数年前に比べると圧倒的に増えました

確かにヨーロッパのリーグには世界中からトップクラスの選手が集まっているので面白いに決まってるしJ.LEAGUEなんかに比べたらレベルも桁違いです

それはそうなんですが、それしか見ないのはあまりにも勿体無いと自分は思ってます

ちょっと話は逸れますが「〜はつまらない」という人はそれを言う自分自身がつまらない人なんじゃないかと最近思うようになりました、ちょっと過激な言い方かもしれないけど

楽しめるか否かはその人の想像力や経験値の豊かさに比例している気がします

だからこの世に「つまらない」は存在しない、つまるもつまらないも自分次第だなと思うようになりました

話を戻します

サッカーはスポーツの域を越え文化や生活の一部として根付き、時に暴動や戦争にまで発展するほど人々を熱狂させます

そうさせる理由はなんなのか?
おそらくサッカーというものがそれぞれの地域に根ざしていることに起因していると自分は考えます
わが町のチームを応援することで郷土愛や縄張り意識を駆り立てる

以前の日本のサッカーリーグは野球のように企業名+チーム名だったのがJリーグ開幕から地域名+チーム名に変更されました
Jリーグ協会が掲げた「Jリーグ百年構想」の理念の一つ「地域密着」はそれまで日本のスポーツ界のビジネスモデルだった野球とはまったく違う道を歩み始めそれは当時かなり画期的なことでした
「地域密着」を目指すことでヨーロッパや南米のサッカー文化を日本にも根付かせる理念です

「地域密着」を目指すJリーグ、開幕当初10チームだったのが30年経った現在ではJ1・J2・J3合わせて60チームになりほとんどの都道府県にJチームが存在します

そして岩手にもグルージャがあります

自分が住む町のチームも応援したいと移住して最初の買い物はグルージャのユニフォームでした
自分が移住した当時グルージャはまだ東北1部リーグでユニフォームも肴町アーケードにある小さな雑居ビルの小さな事務所でしか買えないほど知名度も無く試合も無料なのにがらがらだったのを覚えています

ヴェルディというJリーグチームのサポーターだった自分は収容数万人規模のスタジアムで華やかな演出の中プレーするプロ選手を見てきたわけですがグルージャの試合を見てプロチームとは違う感動を味わいました

試合を終えたばかりの選手たちが用具の片付けや物販の販売を行っていたのを見たり、サッカーだけでは食べていけずアルバイトしたりしている努力のその延長線上にJリーグは存在するんだと思うとなんだか感極まる

現在はヨーロッパのリーグに多くの日本人選手が在籍しています

そのトップ選手たちも地域リーグで仕事を掛け持ちしながらプレーする選手たちも皆んな同じサッカー少年だったと思うとここ盛岡とヨーロッパのサッカーは決して分断されておらず地続きだと思います

だからサッカーが好きならレベルは違えど、形は違えどどのチームだってどの選手だって応援して楽しめるはずです

まずはそろそろ開幕するJリーグ、グルージャの試合を見に行きましょう!

その前にJリーグとは?を知りにポップアップに来てください!

とりあえず自分がサッカーを好きになりプレーするきっかけとなった読売クラブ(現東京ヴェルディ)時代のカズ貼っときます



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