『朝日新聞』こそ「政権監視へ」心を固められたらどうですか?
昨日の『朝日新聞』に「立憲党大会 政権監視へ足元固めよ」という社説記事が載りました。
その記事に曰く、立憲民主党は「10年間の国政選挙で、野党が自公政権に代わる選択肢として、有権者に認められなかったことを忘れてはならない」のだそうです。
しかしながら、有権者が自民党を選び続けた背景には『朝日新聞』の偏向報道があることも「忘れてはならない」でしょう。
これまで「野党=左翼」との偏向報道を流し、保守派が自民党に投票するように誘導してきたのは、一体どこの誰でしたか?
そして、残ったリベラル派の票すらも、「防衛費増税」を掲げた“後”の岸田文雄首相を「ハト派」扱いするなどして自民党に流れるように誘導していたのは、どこの誰でしたか?
第二次安倍政権が出来た頃、編集委員名で安倍晋三首相(当時)を称賛する記事を書いていたのは、どちらの自称“リベラル”新聞でしたか?
挙句の果てには、社長自ら安倍さんに寿司を御馳走になっていたのはどの新聞・・・いや、ほぼ全ての新聞では無かったですか?
そう言えばどこかの新聞社の社員が「安倍晋三元首相の代理人」を名乗っていたと思うのですが、それはどこの新聞でしたっけ?
陸山会冤罪事件の時に小沢一郎先生へ偏向報道を流し、無罪判決が下った後も「刑事被告人」と社説で表現したのは、どこの新聞でしたっけ?
あと、国策捜査を推進していた検事長や『産経新聞』の社員と一緒に、仲良く賭け麻雀をしていた社員のいる自称“リベラル”の新聞社はどちらの新聞社でしたか?
一番呆れたのは、立憲民主党が女性議員を「1人でも多く増やす」と掲げたのを「これでは、ジェンダー平等の推進を掲げる政党として、本気度を疑われよう」と書いていることです。
じゃあ、2人だったらいいのですか?それとも女性議員を100人か1000人でも増やさないと満足しませんか?今の立憲民主党に新人議員をいったい何人当選させられるだけの力があると思っているのですか?
私は昨年の参院選で選挙区も比例代表も女性候補に投票しましたが、これは候補者の政策や人柄を公平に評価したからであって、「ジェンダー平等」など露程にも意識していません。もっとも女性差別反対の意味合いはあるかも知れないですが(舛添要一氏みたいなミソジニストには絶対投票しませんが、「自民党推薦」の舛添氏を擁護していたリベラル派も沢山いましたね)。
因みに、私が比例代表で投票した女性議員は、立憲民主党の党員ですが「女系天皇反対(女性天皇は賛成)」で同性婚については中立(マスコミ世論調査には「非該当」)な方です。「自民党は保守だ!立憲民主党は左翼だ!」とか言っている方、河野太郎氏よりかは右ですので。
念の為に言うと、私はクォーター制にも反対「では」無いです。ただ、比例代表でクォーター制を導入するのではなく、小選挙区の定員を倍増して一つの小選挙区に男性枠と女性枠を設けて各々一人ずつ当選させるとか、そういう制度の方が良いと思いますし、クォーター制を名目に完全比例代表制へ移行しようという謀略がある限り、諸手を挙げてクォーター制に賛成する訳にはいきませんがね。
さらに言うと、『朝日新聞』が称賛する女性候補としては、例えば『朝日新聞』が以前「ひと」欄で好意的に取り上げた風俗擁護派の女性であるK氏がいます。K氏は立憲民主党から比例代表で公認されました。
しかし、言うまでもなく風俗擁護論などを言う人物にまともな人間は投票しません。K氏については立憲民主党支持者の女性複数からも私に苦情の連絡が来るほど不評な女性候補でした。無論、党の支持者からも見放されたK氏は落選しましたが。
私が比例代表で投票した女性候補は当選しましたが、こちらについてはマスコミが好意的に取り上げたことを私は知りません。というか、陸山会冤罪事件の際に巻き添えでバッシングされていた気がするのですが、気のせいですかね?
いつも疑問に思うのですが、マスコミは「ジェンダー平等」を言いながらむしろ女性議員にこそ厳しい気がします。
例えば「女性差別発言」をしたとしてバッシングされた政治家って、Y議員にS議員に・・・と、みんな女性議員です。言うまでもなく政界は「男社会」なので男性議員による女性差別の方が深刻なはずですが、「女性は政治家になるべきではない」と言った舛添要一氏の差別発言をマスコミがバッシングしたことは、管見の限り知りません。
一体、本気度が疑われるのは立憲民主党か、『朝日新聞』か、よく考えてみてほしいものです。
逆に立憲民主党が求められていることは「マスコミに惑わされず足元固めよ」ということでしょう。K氏みたいな女性を擁立していると却って女性の支持者が離れてしまいますよ。疑うならば、選対担当者は自分の後援会のご婦人方に風俗擁護論をぶちまけてください。
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