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【足立区】立憲・銀川ゆい子先生「生活保護の申請の窓口の対応が人によってかなり異なってしまう」現状に警鐘

 立憲民主党所属の足立区議会議員・銀川ゆい子先生は、令和5年(西暦2023年、皇暦2683年)12月11日足立区議会厚生委員会で生活保護適正実施協議会の開催について質問し、「相談員の方によって親切だったり、不適切だったり、人によってかなり異なってしまうのはなぜなのでしょうか」と述べ、担当者から検証のために「録音のデータ、それから、それを文字に起こしたもの、全部、共有してやっていただきたい」という答弁を引き出されました。
 また介護保険事業計画の公聴会への若者の参加について「若い方はまだ介護保険も払っていないし、高齢になったときのことというのを実際に考える機会というのはなかなかふだんの生活で少ない」「20代とか30代とか若い方がこの介護保険の公聴会に参加するというのは結構難しいことでもある」と指摘、担当者から「開催の曜日ですとか時間帯、そういったことも考えながら、次の公聴会やる際には若い方々も多く取り入れていきたい」という答弁を引き出しました。
 生活保護については、厳しくすると水際作戦のように本当に必要な人への支援ができないケースが生まれ、緩くすると不正受給の温床となる、という問題が指摘されており、相談員による裁量の余地をなるべく小さくすることで公平な運用を行うことが求められています。
 銀川先生は令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)7月7日投開票の東京都議会議員選挙補選に出馬される予定で、今後は東京都全体の生活保護適正化へ取り組まれることが期待されています。
 生活保護問題に関するやり取りは次の通りです。

銀川ゆい子 委員  次に、生活保護適正実施協議会の開催についてというところで、ちょっと質問させていただきます。
 今回、10月12日の決算特別委員会で委員から指摘があって、このように録音、可視化ということで進めていくということなのですけれども、我が会派の議員からも、その点においてかなり強く言ってきたところではあると思うのですけれども、そもそも生活保護の申請の窓口の対応が、その相談員の方によって親切だったり、不適切だったり、人によってかなり異なってしまうのはなぜなのでしょうか。

◎足立福祉事務所長 これは、本当に我々の、反省すべきというか見直さなければならないところなのですが、これまで、ケースワークにおいての課題とか統一的な手順というのは割と手を付けてきたという自負があります。
 ただ、相談のところについては、実はまだそこまで着手できていないというのが現状です。ですので、今回発生したのも、やはりそういった共通の手順書みたいなものがなかったということが、私、最大の原因だというふうに認識しております。

銀川ゆい子 委員  この第三者委員会に東部福祉課のやり取りであるとか、その録音データというのは皆様で検証はされていくのでしょうか。

◎足立福祉事務所長 録音のデータ、それから、それを文字に起こしたもの、全部、共有してやっていただきたいというふうに思います。

銀川ゆい子 委員  この協議会を行っていくに当たり、当事者の方であったり、福祉事務所から直接ヒアリングはしていくのでしょうか。

◎足立福祉事務所長 こちらの検証部会の委員からもそちらの要望は既にございまして、私以下、関係者、全てヒアリングを行う予定でございます。

銀川ゆい子 委員  申請を希望している方が理不尽な対応を受けないように、安心して相談できるように、私たちもしっかりと見守っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

足立区議会「令和 5年12月11日厚生委員会-12月11日-01号

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日野智貴
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