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英保守党議員「北キプロスへの直行便を復活するべき」と提言

 イギリス保守党の元ウェールズ事務大臣デービッド・ジョーンズ庶民院議員は、令和6年(西暦2024年、皇暦2684年)1月8日、保守系シンクタンク「政策研究センター(Centre for Policy Studies、CPS)」の発行するウェブメディア「CapX」に寄稿、イギリスから北キプロス・トルコ共和国への飛行機の直行便を復活させるべきと主張した。
 ジョーンズ議員は、本来ならば北キプロスはイギリスら西側諸国と友好関係を築ける相手であり、もしも北キプロスを排除するのであれば中国やロシアに付け入る隙を与える、との懸念を表明した。
 キプロス島は元々イギリスの植民地であったが、昭和35年(西暦1960年、皇暦2620年)にキプロス共和国として独立した。
 しかしキプロス共和国にはギリシャ系住民とトルコ住民が併存しており、昭和49年(西暦1974年、皇暦2634年)にギリシャ軍事政権とキプロス共和国軍の一部がキプロスのギリシャ編入を求めて軍事クーデターを実行、違法なクーデターに反発するトルコ系住民らが独立を宣言して北キプロス・トルコ共和国を建国した。
 なお北キプロスはトルコへの編入を求めている訳ではない。
 北キプロスはトルコを除く国々からは国家承認を受けておらず、ジョーンズ議員の提言は注目を集める。
 私は言うまでもなく北キプロスを日本も国家承認するべきであるという立場である。クーデターで樹立された違法な政府に従うことに拒否して民族自決権を行使することは充分正統性のある行為であり、かつ、北キプロスはキプロス島北部を長年に渡って平穏且つ民主的に統治しており、国家としての存在に瑕疵は見られない。


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