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上皇陛下の誕生日を心よりお祝い申し上げます
上皇陛下の誕生日を心よりお祝い申し上げます。
在位中は、皇室祭祀の維持に努められた他、仏教寺院にも引き続き「香華料」を下賜されるなど、戦後日本の仏教への恩恵も深いものでした。
私は高野山真言宗の檀家ですが、総本山「金剛峯寺」にも香華料の下賜がありました。
法然上人にも「法爾大師」号を下賜されるなど、仏教と皇室の関係の維持を一貫して図られていました。
ちなみに、 皇太后陛下の実家は日蓮宗寺院である遠壽院の檀家です。
何よりも、 上皇陛下と 皇太后陛下が地球環境問題の解決に関心を持たれていたことは、とても有難いことです。
日本一国のことでは無く、世界の平和を祈られていたのです。
この、 上皇陛下の御心は 今上天皇陛下にも継承されています。
また、 上皇陛下はとても歴史を大切にされる方です。
私には忘れられない思い出があります。それは、平成28年、初めて皇居清掃奉仕に参加した時です。
上皇陛下(当時天皇)のご会釈を賜る時、とある右派系の歴史研究会の代表が、何をしている団体かを問われると、胸を張ってこう答えていました。
「我々は、いわゆる自虐史観を排して、本当の歴史を勉強しようとしている団体であります!」
部屋の中の人はみんな真顔ですが、部屋の外の宮内庁職員は苦笑しています。
すると、陛下はこう返されました。
「『日本書紀』を読まれているのですか?」
「ええと・・・現代語訳ならば・・・。」
「頑張ってください。」
このやりとりは、とても象徴的でした。
近代以降の歴史を巡る議論も大切ではありますが、歴史を学ぶには何が一番大切なのか、を忘れてはならないと思います。
「日本」という国の本質は、近代史にあるのではありません。古代にこそ、日本の本質があるのです。
上皇陛下、いつも本当にありがとうございます。
なお、歴史を重んじる 上皇陛下の御心を想い、私は朝敵政権が制定した「退位特例法」なる法律の「退位」「上皇后」なる表記については、「譲位」「皇太后」と言い換えさせていただいております。
「新聞の一面に「生前退位」という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした。それまで私は,歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので,一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません。」(平成30年の美智子皇太后陛下のおことば)
【写真】
今年の皇居清掃奉仕に参加した時、一緒に靖国神社に参拝した重徳和彦先生(立憲民主党ジェンダー平等推進本部副本部長、直諌の会代表)。
立憲民主党内の保守派議員のリーダー的存在です。上皇陛下在位中も皇居清掃奉仕団と共に靖国神社に参拝されていました。
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