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立憲代表代行逢坂誠二先生「『日本国憲法』は決して不磨の大典ではない」論憲の姿勢を明確に

 立憲民主党代表代行逢坂誠二先生は、今年4月11日(奇しくも私の誕生日)の憲法審査会で「日本国憲法といえども、決してすり減ることのない不磨の大典ではない」「一字一句変えてはならないというものではありません」との認識を示した上で「立法事実の存在と国民の納得があれば、いずれかの日には憲法改正をすべき時期を迎える」と、民主党時代からの立憲民主党の党是である“論憲”の姿勢を明確にしました。
 立憲民主党は論憲を党是としている政党ですが、一部の左翼とネトウヨの間で「立憲民主党は護憲政党である」というデマが広まっています。今回、旧社会党系の派閥であるサンクチュアリの会員で自身も旧社会党の支持母体であった自治労(当時)に所属していたことのある逢坂誠二先生が論憲の姿勢を明確にしたことで、一部左翼とネトウヨの主張がデマであることが改めて明確となりました。
 また逢坂先生は「日本国憲法の成り立ちについていろいろな御意見があることは十分承知しております」「成り立ち云々に言及してはならないとは考えておりません」とも述べ、党内からも小沢一郎先生をはじめ憲法無効論を唱える人たちがいる中、『大日本帝国憲法』の改正規定の一部を無視して『日本国憲法』が成立したことへの批判にも配慮する姿勢を見せました。
 一方、岸田首相の改憲姿勢については「憲法を変えること自体が目的化している」と述べ「とにかく憲法を変えたい、どこか変えやすいところから取りあえず変える、こうしたことが目的化する議論は不見識」と批判をしました。
 そして「過去を踏まえた上で、時代の変化などに合わせて憲法をよりよくするために、変えるべきところがあれば積極的に対応する」と述べた上で「国民の対立をあおり、国民が分断されるようなことはしてはなりません」と主張しました。


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日野智貴
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