何でもかんでも「トランスジェンダー」にするんじゃない
とっても猫さんの記事で、NHKがとんでもないニュースを流し、それをTRAの人たちが拡散していることを知った。
問題になっているのは「トランスジェンダーの男の子」の話。
ここで「トランスジェンダーの根拠」としてあげられているのは、次の三点。
・少女アニメが好きだった
・スカートを履きたがっている
・「女の子が良かった」と言った
これらを根拠に、保護者は学校に「女の子として扱って欲しい!女子トイレも使用させてほしい!」と要望したというのだが・・・。
これ、性別を逆にするとこういうことですよ?
・ある女の子が少年漫画を好き好んで読んでいると「あなたはトランス男性だから男子トイレを使いなさい」という
・ある女の子が「スカートを履きたくない!」と言うと「あなたはトランス男性だから男子トイレを使いなさい」という
・ある女性が「男性の生き方が羨ましい!男性だったらよかった」と言うと「あなたはトランス男性だから男子トイレを使いなさい」という
ここまで聞いて「とんでもない」と、皆様は思いませんでしたか?
少女アニメが好きな男の子は、まぁ、一部のオタクには成人になっても少女アニメが好きな人はいるし、私はオタクでは無いけれどもアニメ『マリア様がみてる』は好きですね。
スカートを履きたがるとトランス女性、って、それ、スコットランドで言って来い、という話です。というか、日本でも行灯袴(一昔前は女袴と言われていた)を履く男性がいるよね。こちらは伝統ですらない、男性が行灯袴を履くのは近年の傾向だけれども、彼らをトランス女性という人はいません。
それで「女の子が良かった」って、それ、単純に女の子が羨ましくなっただけかもしれないでしょ?
私も恋愛においては女性が羨ましいことは多々ありますよ。
あと『マリア様がみてる』は少女小説のレーベルだけど、あれって、どこの本屋でも男性が行きにくい場所に置いてあるんだよね。BLを女性が楽しむことは許されているのに、男性が百合を楽しむことには障壁があるって、可笑しくないですか?
だから、少女アニメが好きな男の子が「女の子が良かった」と言うのは、性自認の話とは無関係かも知れない、ってこと。
女性は髭も剃らなくていいし、定職に就けなくても責められないし――あ、その代償にセクハラにあったり、性的な目で見られたりするのは、死んでも嫌だけど。運悪く性犯罪に遭うと保守からは「自己責任論」を言われ、リベラル派からは「姓の解放!」とかいう戯言を聞かされるとか、最悪な人生やな。というか、そもそも出産や月経を味わいたくはないので、「女の子が良かった」とは言わないですけどね。
それと、仮に本物のトランス女性(肉体男性)だったとして、出産や月経を味わうことがないのに「肉体女性と全く同じに扱え!」と言うのは、変でしょ。
この問題については私も過去に何度か触れているので、ご一読ください。
言葉の意味まで平気で改竄するんだから・・・それはやっちゃダメでしょ。