「同一戸籍同氏の原則」を守る側には“家族愛”がある!
「夫婦同氏」や「家制度」を“女性差別”だと言って、攻撃する人がいます。
しかし、本当に女性差別をしているのはどちらなのか?と言う視点も、大切です。
以前、NHKの番組に登場した「夫婦別姓推進派」のカップル、その彼氏の方は
「妻側の名字に変えることも検討したが、親の反対で止めた」
と、言う事情だそうです。それについて、亀井静香先生が
「お前は彼女を愛していないんだ!」
と言う旨のことを言ったとされますが、それのどこがダメなのでしょうか?
現行法では(実は、戦前から)親の許可が無くても、結婚自体は、可能でした。
彼女の家を守りたいならば、自分が親と喧嘩してでも、改氏して結婚すればよいのです。
仮に、「いや、親とも仲良くしたいんだ!」と言うならば、それが彼の「本心」であるならば、「家自体を破壊する」制度である「戸籍婚における選択的夫婦別氏」を推進する前に、やるべきことがあるのではないでしょうか?
親子関係の問題の解決が難しい、と言うことは知っています。
しかしながら、その“腹いせ”に「全国民の家を破壊する!」というのは、単なる八つ当たりです。
かつて、国会で「彼女が改氏したくないから、結婚できない」と言う男について、とある女性議員が
「だったら結婚しなければいい!」
と、ヤジを飛ばしたとされます。
その、「女性」議員に何故か「女性差別」のレッテルを貼られましたが、異常です。
彼女の願いをかなえてあげたければ、自分が改氏すれば良いのです。
私の亡き祖父も祖母の名字に改氏しました。
それによって祖父も苦労はしたそうですが、だからといって「全国民から家名を奪う」ような制度を祖父が求めた、と言う話は聞きません。
それは、祖父には「家への愛」「祖母への愛」があったからです。
「戸籍婚における選択的夫婦別氏」を主張する人は、国家の制度を変える前に、やるべきことがあります。
なお、私は「同一戸籍同氏の原則」を維持した上での「選択的夫婦別氏」には、必ずしも反対ではありません。(現に、国際婚が夫婦別氏であることには、私を含む多くの人は反対していませんよね?)