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立憲民主党が『領域警備法案』提出!これで「真の愛国者」はどちらであるかが明白に

 昨日、中国が尖閣諸島周辺等で公船や武装漁船の活動を活発化させている中、立憲民主党は離島防衛に役立つ『領域警備法案』を提出しました。
 私のFBFでもある重徳和彦先生や小宮山泰子先生が主導されました。
 重徳和彦先生はほぼ毎年皇居清掃奉仕団と一緒に靖国神社に参拝されている愛国者の先生で、私は二回ほど靖国神社でお会いさせていただいております。

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(左:重徳和彦先生、右:私。靖国神社にて。)

 小宮山泰子先生は一貫して消費税増税と原発再稼働に反対した気骨ある政治家で、「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」にも参加されていました。
 重徳和彦先生は維新の会出身、小宮山泰子先生は民主党を除名になった経験がおありの方ですが、このお二人が活躍できているという事実が、今の立憲民主党が旧民主党の反省点を活かしていることを示しています。

 『領域警備法案』は「自衛隊が後方に立ち、(領域等の警備を)補完する能力を法的に担保する」「警察機関と自衛隊が事態に応じて適切な役割分担のもとで迅速に行動できるようにする」ことにより、海上保安庁が対応できない事態になっても日本の領土・領海を守り切れるようにするための法案です。
 立憲民主党のことを「売国政党」だと言う方もいますが、以下の内容を見れば判るように、これは寧ろ日本の領土を守るために必要な法律であり、これに反対する方が売国奴であると言わざるを得ません。

【領域警備法案のポイント】
<グレーゾーン事態での自衛隊の役割明記>
警察機関をもっては公共の秩序を維持することができないと認められる事態が発生した場合には、自衛隊が、警察機関との適切な役割分担を踏まえて、当該事態に対処する
<海上保安体制強化計画の策定>
海上保安体制強化計画においては、計画期間に係る海上保安体制の強化の目標及び概要を定めるものとする
<警戒監視の常時実施>
防衛大臣は、領域等における公共の秩序の維持を図るため、自衛隊の部隊に対し、必要な情報の収集その他の警戒監視を相当期間にわたり継続して常時実施する措置を講じさせることができる
<自衛隊による海上警備準備行動の新設>
防衛大臣は、国土交通大臣から自衛隊の部隊に海上保安庁が行う警備を補完させるよう要請があった場合において、海上における人命若しくは財産の保護又は治安の維持のため海上における警備をあらかじめ強化しておく必要があると認めるときは、自衛隊の部隊に対し、海上において海上保安庁が行う警備を補完するための行動をとることを命ずることができる
<海上警備準備行動での武器使用の許可>
海上における警備準備行動を命ぜられた自衛隊の自衛官は、その職務を行うに際し、①自己、②自己と共にその職務に従事する隊員、③その職務を行うに伴い自己の管理の下に入った者の生命又は身体の防護のためやむを得ない必要があると認める相当の理由がある場合には、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができる
(「概要(領域警備・海上保安体制強化法案)」より筆者が抜粋)

 対して、自民党はかつて野党が提出した『領域警備法案』を、数時間の審議で廃案にした経緯があります。(自民党支持者の中にはこのことを知らない方が多いようです。)
 自民党が愛国政党で立憲民主党が売国政党である、と言うのは、真っ赤なデマなのです。
 本当に自民党が愛国の政党であるならば、今度こそ、きちんと『領域警備法案』の議論をしていただきたいものです。日頃から「野党は批判ばかり」「立憲民主党には政権担当能力がない」と宣っている方々は、是非とも、立憲民主党案よりも素晴らしい案を提示して、政権担当能力を示してください。
 私は『領域警備法案』を提出された重徳和彦先生と小宮山泰子先生に心から感謝申し上げます。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。