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文系新卒が生成AIでコードを書いてツールを作った話

こんにちは!高橋です。
生成AIの波が来てから、私の仕事は6割くらいAIもしくはAIで作ったツールで自動化されているのですが、今日はその一例を紹介しようと思います。


生成AIにやらせるべき事、やらせないべき事

どの作業を生成AIでやらせるべきか、やらせないべきかの棲み分けが非常に重要になってくると思います。

AIブームが来てからは、この仕事AIでできない?とよく相談をもらってるのですが、そもそもそれってAIじゃない方がよくない??とか結構あったりするので、正しい解決策を判断できる能力がこの時代マストになってくるのかなぁと思ってます。

下記に簡単に、弊社の広告事業部の仕事の整理をAIの観点からしてみました。

生成AIでやった方がいいこと:完全に言語化できず、感性が入ってくる仕事

  • 広告のクリエイティブ作成

  • 広告のクリエイティブバナー審査

  • ユーザからの問い合わせの分類など

生成AIで直接やらない方がいいこと:手順が決まっており、答えが1つなる仕事

  • クライアントごとの請求金額の集計

  • 楽天IDの処理(男性で20代のIDを抽出する作業)

  • 配信実績集計表(日ごとの広告配信実績は全て入っている)から日ごとに  データを分割してファイル作成する

生成AIに直接やらせない方がいい仕事に関しては、生成AIにパイソンのコードを生成させて、対処します。以降、私の実例を一つ紹介します。

自動化したかった作業内容

今回紹介する内容は、広告配信に使う楽天IDの処理作業です。
従来は広告配信を行うにあたり、IDを用意してそれを配信ツールにセットしなければいけませんでした。これがまあ、めんどくさい、、

例:男性×洗剤購買者などに配信したい場合
男性のIDと洗剤購買者のIDを用意して、マイクロソフトアクセスのようなツールで都度突合処理を行わなければならなかった。

マイクロソフトアクセスが使うの煩雑すぎるので、AIにパイソンのコードを書いてもらい、専用のツールを生成することにしました。

自動化までの道のり

GPT使って要件定義

下記のような感じでプロンプトを書いて要件定義していきます

IDリスト作成便利ツールを作りたいです。 要件定義をお願いします

下記のようなツール内容を想定しています。
任意の数のIDリストを選択し、そのIDリスト間での処理方法を指定し実行できるツール。
※この場合、IDリストは数値列が1列入っているファイルのことを指します。
処理方法としては、和集合・差集合・積集合を想定しています。

また一つのファイルを選択して、指定した数にランダムでリストを分割する機能と、指定した行数分のIDをランダムで抽出する機能も欲しいです

するとGPTが下記のような要件定義を書いてくれました。
マジで優秀すぎる、、!

GPTが書いてくれた要件定義

パイソンコードを生成する

上記の要件定義をそのままGPTにぶち込んで、この機能が欲しいからパイソンコードを書いてで書いてもらいます。
すると、、、!パイソンコードが自動で表示されてきた!

GPTがコードを生成してくれる

パイソンの開発環境で実装・アプリ化する

出てきたコードをパイソンの開発環境にぶちこんで(筆者はPyCharmを使ってます)挙動を確認し、問題さそうであれば仮想環境でExe化してアプリケーション化します。挙動確認の際にエラーが出ても、そのエラー内容をGPTに教えれば修正してくれます。

ちなみに筆者はパイソンの知識がゼロなので、何もわかりませんでしたが、パイソンの実装の仕方を教えてで、これもAIに聞きましたw

完成したツール

上記の流れでローカル上にアプリ化されたツールが完成しました!
アプリ化されてるのでチームメンバー全員が使えて、チームの工数が月80時間は減りましたw

作成したツールの起動画面。いろいろな処理を選択して自動でやってくれる。

筆者はパイソンの知識がゼロですが、AIで要件定義をして、AIでそれをもとにコードを書かせれば、文系新卒でもツールが作れます。
(コードがエラー出ても、AIに聞けばちゃんと教えてくれます)

もう開発待たなくてもいいやん!!と思った高橋でした。

最後に

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