見出し画像

タイプ別、温活のすすめ -鍼灸師による、二十四節気養生-

前回に引き続き、温活な記事になりました。
それにしても寒い!


はじめに

急激に寒くなりましたね……
鍼灸院にも寒暖差によって起こる症状で来院される方が多くなってきました。寒暖差があると自律神経も乱れてしまうので無理のない生活が大切です。

さてさて、東洋医学では寒さが体に悪影響を及ぼすと考えられています。
そのため「あたためること」が重要視されます。東洋医学でもお灸をはじめとした温活があり、体を温めて血流を促し、冷えによる不調を防ぐための養生法として確立しています!

そんな、東洋医学では「陰陽五行」の考え方を使い、木・火・土・金・水の5つのタイプに分けて、一人ひとりの体質や特徴に合わせた養生を提案します!(ぼくの考える陰陽五行は火を覗いた4つで考えています。また別の機会にこのあたりも記事にしようと思っています。)

今回は、その中でも冷えに対して効果的な温活方法をタイプ別にご紹介〜

【タイプ別、温活のすすめ!】

木タイプ:足だけが冷えて、肩が凝るタイプ

木タイプの方は、特に足元が冷えて肩こりや頭痛、目の疲れがひどい傾向があります。このタイプは、ストレスや緊張が原因で自律神経のバランスが乱れやすく、気の巡りが滞ることが多いです。これが冷えの原因となり、足元だけが冷えたり、肩より上が重く感じることがあります。

オススメ温活

自律神経を整える深呼吸
木タイプの人は、まず心と体をリラックスさせることが重要です。ストレスが冷えの根本原因になるため、ゆっくりと深呼吸をして副交感神経を優位にすることが大切です。特に腹式呼吸を意識しながら、リラックスする時間を取りましょう〜
寝る前のお灸で睡眠の質を高める
足元の冷えと肩こりを改善するために、足のツボ「太衝」へのお灸が効果的です。お灸をすることで、血流が良くなり、肩こりや冷えの緩和が期待できます。寝る2時間前にお灸をすることで、深い眠りを促し、翌朝すっきりと目覚めることができます。

土タイプ:手足が冷えて、むくみが気になるタイプ

土タイプの方は、消化器系が弱く、冷えやむくみが出やすい傾向があります。特に手足の冷えや、顔や足のむくみが顕著です。東洋医学では、脾胃(消化器系)が弱まることで体内の水分代謝が悪くなり、むくみや冷えを引き起こすと考えられています。

オススメ温活

お腹に優しい生活を心がける
土タイプの方は、体を温め、消化器系を整えることが大切です。冷たい飲食物を避け、温かいスープや煮込み料理など、消化に優しい食事を心がけましょう。特にショウガや黒豆、山芋などの温め効果がある食材を取り入れると、体全体の冷えが緩和されます。
小豆のホットピローでお腹を温める
小豆のホットピローをお腹に乗せることで、お腹が温まり、血流が良くなります。お腹が温まることで、全身の冷えも緩和され、むくみの改善にもつながります。また、寝る前にお腹を温めると、ぐっすり眠ることができ、朝の冷えやむくみを予防する効果も期待できます!

金タイプ:寒さに弱く、肩甲骨の間がこるタイプ

金タイプの方は寒さに非常に敏感で、特に肩甲骨の間にこりを感じやすいです。東洋医学では、金タイプは肺と関わりが深く、冷たい空気や風が直接体に入ると体調を崩しやすい傾向があります。このため、外部の寒さから体を守ることが重要です。

オススメ温活

散歩で血流UP
金タイプの人は、軽い運動を取り入れることで血流をUPさせるとよいです。散歩は血流を促進し、冷えや肩こりの解消に効果的です。毎日15〜30分程度、日中の暖かい時間帯に体を動かし、肩や背中のこりをほぐしましょう。
首周りの防寒対策を徹底する
首周りをしっかりと防寒することで、寒さから体を守ることができます。外出時には、マフラーやネックウォーマーを活用し、首をしっかり温めましょう。首は冷えが体全体に広がりやすい場所なので、ここを温めることで、肩こりや冷えが改善されます。

水タイプ:腰が冷えて、動きたくないタイプ

水タイプの方は、特に腰や下半身が冷えやすく、動くこと自体が億劫に感じやすいです。東洋医学では、水タイプは「腎」の働きと関係が深く、腎は寒さに弱い臓器です。腎が冷えることで、全身のエネルギーが低下し、動きたくなくなってしまいます。

オススメ温活

ストレッチで血流を促進する
体を温め、エネルギーを巡らせるためには、ストレッチが効果的です。特に腰回りや股関節を動かすストレッチを行い、血流を促進しましょう。軽い運動をすることで体が温まり、動きやすくなります。
温泉やお風呂でじんわり温める
腰の冷えには、温泉やお風呂で体をじっくりと温めるのが効果的です。38〜40度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、腰を温め、全身の冷えを改善できます。自宅での入浴も有効ですが、温泉に行くことでリラックス効果も期待でき、心身ともに温まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

陰陽五行に基づいたタイプ別の温活を実践することで、自分の体質に合った冷え対策が可能になります。寒い時期は特に冷えから体を守ることが大切です。

陰陽五行のタイプについては生まれ持った体質に合わせて環境によって左右されます。

その時の自分にぴったりなタイプを見つけてみてください!

+-+-+-+-+-+-+--+-+-+-+-+-+-+-

【鍼灸院について】
▼アクセス 宮津天橋立IC、ミップルより車で5分 駐車場あり
▼保有資格 ・はり師、きゅう師
▼その他 【予約貸切制】【男性施術者】【各種保険適応外】
▼営業日
月-木 19:00以降(1枠のみ)
金-日 9:00-20:00

【ご予約はこちらから!】

【公式HP】

【公式Instagram】

https://www.instagram.com/shinkyu_qitrip/

【お灸缶販売中!】


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?