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思考が言葉に追いつかない
言葉ってなんだろうか。話すってなんだろうか。
私は話すのが苦手。そんな自分がすごく嫌いだ。
しかし心の中ではいつも何かを話している。それを自分の口を使って言葉に乗せるのが苦手なのだ。
思ったことをすぐに言葉にできる人が羨ましい。
私は人と話しているときに何かを思ったとしても、その思ったことを話すと相手がどのように感じるかとか、自分の頭の悪さをさらけ出してしまうのではないかなど、いろんなことを考えてしまう。
だから結局言葉にできない。
会話はテンポが大事で瞬発力が必要と言われているが、こんな自分だからそれについていけないのだ。
先日も失敗してしまった。
以前この記事で書いたが、私はこんな自分を克服するためにオンライン勉強会に参加している。
そこでいつも通り議題に関してそれぞれで話し合い、最後にチェックアウトと言われるまとめを一人ずつ話さなければならない。
順番は決まっていないので、他の方のチェックアウトを聞きながら自分のまとめを考えようかと思っていた。
しかしそんな時、いきなり1番目に指名されてしまった。
「おっと、まずい!ぜんぜん話すことがまとまっていない」
焦りながらもとりあえずさっきの議論の中で自分が話したことを話しながら、なんとかまとめを考えようと思ったが、言葉がでてこない。
言葉が途切れて間ができてしまうと、その間を埋めなければならないと余計に焦ってしまい、頭が真っ白になってしまう。
こうなるともう最悪だ。
自分でも何を言っているかわからないようなことを言って、無理やり終わらせてしまった。
悔みながら自分の心の中で自分と話していると、なぜかどんどん言葉が出てくる。
「さっきの場面でこう言えばよかったな」
「こういうたとえ話をすればうまくまとめられたな」
など、いつも後から言葉が出てきて後悔する。
思考が言葉に追いついていないのだ。
他の方たちは何の迷いもなく話を始め、考えながらも間を開けることなくスラスラ思考を言葉に乗せている。
なぜなんだ?自分はどこか頭のネジが外れているんだろうか。
noteのように自分のペースで考えながらだとうまく言葉にできるのだが、これを瞬時に話すとなるとうまくいかない。
どうやったらできるようになるのか。
一つこの勉強会で気づいたことがある。
同じ勉強会に出ていた方の着眼点がおもしろかったのだが、その方は相手の話している言葉や言い回し、一つのワードに注目していた。
その注目したワードを自分の中に取り込み、自分に当てはめて考えていた。
すごくわかりやすくて、そういう視点で話を聞いているんだと驚いた。
よし、次はそういう視点で考えていつでも自分の考えが話せるように準備してみよう。