見出し画像

「金子國義スタイルブック」

金子國義さんって2015年に亡くなってたのかぁ、知らなかった。

昔、渋沢龍彦か、シャルル・ペローか、何かの本の挿絵で、眉が上がって眼の大きいキリッとしたスタイリッシュな顔の貴婦人の絵を見て、なんかイイ…と思ったっけ。

彼の美に対する異常な程のこだわり、善とは「美しいこと」で、悪とは「美しくないこと」、「私が美しいと思うから良い、私が美しくないと思うから嫌い」という美学が素晴らしく良い。

それは容姿からファッション、日常のこと、暮らし、食事、部屋における物の配置まで徹底してたという。三島由紀夫先生にも通じるところがある。

本には、そんな彼の言葉と挿絵が載ってるけど、全部素晴らしくて感動。もっともっと見たい、読みたい。

「片付ける事は感性を磨くこと」「悪いことも知ってるから身のこなしが美しい」「1ミリのこだわりが世界を変える」「エロではなくエロティシズム」「嫌なものは嫌」「人間はキュートに生きないとね」「たくましい男じゃないと香水は似合わない」…。

金子先生ってゲイだったのかなぁ。

いいなと思ったら応援しよう!

TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。