【映画】「ウルトラ・ヴィクセン」
モンド・ミュージックとして、音楽CDを数枚持ってたラス・メイヤー監督の「ウルトラ・ヴィクセン(BENEATH THE VALLEY OF THE ULTRA-VIXENS)」(79年・米)だ。中古屋で見つけて思わずゲット。
ラス・メイヤー監督って、低予算のおバカ・どエロのB、いやZ級フィルムばっかなのだが(中には「ファスター・プッシーキャット!キル!キル!」のようなカルト映画もあるが…)、コレも、巨乳というか、爆乳が活躍するヴィクセン・シリーズの最後の長編。同監督の作品では最もポルノっぽい。
ストーリーは、正常なファックはムリで、お尻でしかできない夫、その性癖を治すために妻がいろんなことをしてガンバルって話だ。
出て来る女たちが揃って爆乳で、ムダにユッサユッサ揺らしながら絡んでくる。ラス・メイヤー監督って、ホントに爆乳が大好きなのだ。爆乳信仰。
日本版だからボカシが入ってるけど、チ●コも、マ●コも、あの場面もダイレクトに描いてる。
あ〜あ〜、うぉ〜うぉ〜、イクイクゥーと全編、乱痴気狂乱の歓喜の声が響くファック・コメディ。いや〜、凄まじい。
変人がいっぱい住んでるアメリカの片田舎が舞台で、レッドネックのオヤジが変人たちを説明しながら話は進んでいくという体裁。
もう全部エロばかりで、ここまで意図的に下品にやると、逆に崇高でさえもある。BGMもチープ、ラウンジ過ぎて力が抜ける。
中古のジャンク屋の黒人の爆乳女主人がド迫力で凄かった。
不条理な展開で、満たされない性癖に悩む人間の姿を描いたとも言え、ラス・メイヤー監督なりの人間賛美になってると思う。
映画の出来よりも、ただ大好きな爆乳を撮り続けたかったというラス・メイヤー監督の姿勢に脱帽。エド・ウッドにも、ジョン・ウォーターズにも通じる。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。