「デマ暴走」

またまた鉄人文庫。

デマ、自作自演、捏造記事、ヤラセ、ウソ、作り話の数々。

怒りが湧いて来る国家権力の(組織を守るための)捏造、でっち上げ、改ざん、不当逮捕は別にして、取り上げられた多くの事件を知ると、良い悪いは別にして、やっぱり人は常に物語を欲しているんだなぁってことがわかって興味深いね。

デマやウソとわかっても、噂やこの種の情報を信じてしまう傾向にあって、途中で虚偽とわかっても否定できなくなってしまい、自分の中でさらに都合が良いように改ざんを進めてしまうのだ。

海外では、一筋縄でいかない事例が多くて、事件を利用して、別の分野で活躍する逞しさもあったりする。

日本のＴＶもけっこうヤラセが多いね。事実を基にして編集したものだから作品ではあるけど、今は皆、薄々、そういうことを感じているだろうと思うけどね。

科学の世界でもウソが多過ぎる。

ファラオの呪いやシオン賢者の議定書、イギリスの妖精事件、ネッシーの写真、バミューダトライアングル、ロズウェル事件…全部、マスコミも一緒になった作り話だけど、信じる人間が多いから、こういうこともなくならないのだね。