「災禍の神話学」
人間は、産まれて死ぬまでに、想像力を働かせて、様々な物語を作るものだ。
脳が発達したおかげなのだろうが、自然の猛威から疾病、戦争まで、神という絶対的な存在を登場させて、理由付けをして納得する。
神話にも立派な機能があって、考えざるを得ないための聖なる材料なのである。
この地球上において、人間そのものとそれを取り巻く世界を理解するためには必ず必要だったわけだ。
災禍についても同様で、神話として普遍化させることで、悲しみや苦しみ、痛みを癒して、次に襲って来た時のために戒めとしたのだ。
だから、現代においても、人は常に物語を必要としている。物語なしでは生きていけないであろう。
世界各地に人間が増えすぎたためのリセット、ハルマゲドンの神話があるのは面白い。人間は、地球にとって災禍の最もたる存在であることを、本能的にわかっていたのだろうか?
やはり人間が歩むべき道は、徐々に徐々にでも、破滅・絶滅しかないだろう。と俺は考えるけど。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。