【映画】「プロジェクトＶ」

俺のFBのタイムラインで頻繁に宣伝が出たし、「プロジェクトＡ」(1983)をジャッキーチェン監督映画の最高傑作だと思う俺は、新作「プロジェクトV(Vanguard)」(2020)も当然、観たのだ。監督はジャッキーじゃなくスタンリー・トンだけどさ。

うーむ…。

悪と正義の対決というストーリーが異様にハッキリしてて、所々、演技が白々しくイタ過ぎて(香港映画にありがち)、全くセンスといったものを感じない。

アフリカの未開のジャングルで動物愛護の活動をしてた女の子が、あんなキレイな顔(整形？)な訳がない。男も基本的に顔がキレイ過ぎる。

また、めちゃくちゃ銃を撃ちまくりなのに当たらないどころか(ケガはあるけど)、流血が見当たらない。シュワルツネッガーじゃねえんだからさぁ。

ジャングルのライオンなんてモロＣＧじゃあないか。アクション映画にしては、他にもいっぱいＣＧ使い過ぎで白けるよぅ。

ユーモアある動きがジャッキーの持ち味のひとつでもあったけど、寡黙で冷静なボスって感じで台詞も少ないし、もう歳なのかもしれないけど、やっぱり動きが、他の若い出演者と比べると鈍いね。

あと、「キャプテン・チャイナは、キャプテン・アメリカよりスゴい」「中国の女性は美人」だとか、無理矢理、中国アピールをねじ込んでくるところがチョコチョコあってイライラする。中国製作だからだろうか？

肝心のカンフー・アクションも全てイマイチだ。がっかり。