「ビハインド・ザ・ホラー」
俺の好きなジャンルの本。
ホラー映画の題材となった実際の事件や出来事を解説したもの。
年代順に21本のホラー映画を取り上げているが、全く“事実は小説よりも奇なり”で、当たり前だけど、事件にはエンタメの要素なんかない。
ほとんどの事件を知っていて、映画も半分以上を観てるから、俺もサイコに近いヘンな人間だろうな。「マーダー・ケース・ブック」が流行った(?)頃は、大量&連続殺人・事件関連の本は、ほとんどを読破してるしさ。
大きな事件が映画になってヒットしてるのを考えれば、人間は非日常の殺人者という怪物に、善悪は別にして、大きな興味を抱いてることがわかる。これは単なる怖いもの見たさとは違った、人間の本来の衝動をくすぐる憧れもあるのではないか。
ほとんどの大量・連続殺人者は、基本的な道徳を基盤にした社会性といったものが徹底的に欠けていて、“えっ?なんで人を殺してはいけないの?簡単だよ、人を殺すのなんて”とでも微笑みながら言いそうな、空恐ろしい、どこか何かを超えてしまったようなものがあるように思う。
紹介されてる中で、俺が興味深いのは、「サイコ」「悪魔のいけにえ」のエド・ゲイン、「フリンジー」のジョン・クリスティ、「羊たちの沈黙」の材料となったバンディ、ケンパー、ハイドニク、チカチーロなどの各種殺人者、「死霊館」シリーズのポルターガイスト事件かな。
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