【洋画】「めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー」
あの“目玉オヤジ”がドキュメンタリー映画になってた!
「めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー」(2017年、ドン・ハーディー監督)。Amazonプライムにて。
ザ・レジデンツ(The Residents:住人の意味)は、70年代から活動してたアメリカ南部の、ミニマル・ミュージックのような音とヴィジュアル・アートの前衛的実験アーティスト。
なんと形容していいのかわからないけど、俺はニューウェーブからのアプローチで、デビュー作他、アルバムを数枚持っていた。
エキセントリックだが、間延びしたようなチープな電子音と連続した呟きやコーラスが続くもので、頻繁に聴くようなものではなかったが、中にはナチスをコンセプトにしたアルバムもあった。
アメリカ・インディーズ界では、それなりの地位を保っていたらしく、多くのアーティストがファンを公言して、影響を受けてるようだ。
パフォーマンスでは、メンバーは、常に“アイボールヘルメット”を被ったりして素顔を隠しており、活動歴は50年くらいになるが、本名や素性など、その正体は今だ不明となっている。
映画は、関係者のインタビューなど、彼らの活動を追ったもの。
「私達は生きてるか?
私を救いようのない者にしてくれないか。
見えないものが見たくなるように、私は小舟になって海に浮かび、風に漂っていよう。
私の願いは、とても安全で温かい液体の中で漂うこと。
快も害もないところを漂うこと。
もし我々が皆、人生を楽しみたいなら、海へと行進する救いようのない生き物になろう。
助けて、助けて、お願いだ」
(レジデンツの曲より)。
アメリカでは、このような狂ったストレンジ・アーティストが認められて公に活躍してるから面白い。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。