「ウエストワールド」
「ジェラシック・パーク」のマイケル・クライトン監督のデビュー作「ウエストワールド(Westworld)」(73年・米)。
3つの世界が体験できるテーマパークが舞台だから、後の「ジェラシック・パーク」に繋がってるかも。
ガキの頃、多分、TVロードショーで観て、ロボット役のユル・ブリンナーの顔の表面がパカッと取れるシーンだけは覚えてた。
砂漠に作られた巨大遊園地“デロス”では、19世紀末のアメリカの西部開拓時代(ウエストワールド)、古代ローマ時代の都市ポンペイ、13世期の騎士が活躍するヨーロッパ中世の3つの世界が体験できる。
そこでは各種の人間そっくりのロボットが稼働して相手をする。
弁護士のピーターは、以前デロスに来たことがある友人を伴って遊びに訪れる。
2人は西部開拓時代に行き、西部劇のヒーローとなって、ロボットを相手に銃撃戦やロマンス等のアトラクションを楽しむ。
銃撃戦の後、砂漠で休んでた2人をロボットのガラガラヘビが襲ったのを機に、ロボット達が軒並み「故障」、運営会社の制御も効かずに客たちを襲い始める…といったストーリーだ。
もう最初から予想できる展開だし、ロボットのメンテなど、様々なシーンで稚拙さ、いい加減さ、未完成さが目立つ。
ロボットのガンマンに扮したユル・ブリンナーのベルトを掴んで歩く動作や、目を光らせた(コンタクト?)何も喋らない無表情の様は不気味ではあるけど。
70年代SF映画らしい大雑把なB級感いっぱいだけど、確かに子供が観たらショッキングかもしれない。
ユル・ブリンナーの顔の表面が取れたら、意外と中身は隙間だらけのスカスカだった。
最後は全身炎に包まれちゃうけど、けっこう長めの時間で演者さんは大丈夫なのか?と余計な心配をしてしまった。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。