「インディペンデントの栄光」
東京・渋谷の桜丘町にあった映画館(ミニシアター)「ユーロスペース」には、若い頃、頻繁に行ってた時期があった。
最初に観たのは、「バスケットケース」(フランク・ヘネンロッター監督)だったと思うが(確か、違う女の子3人を連れて行った^^;)、「ゆきゆきて、神軍」(原一男監督)や「汚れた血」(レオス・カラックス監督)、「ミツバチのささやき」(ビクトル・エリセ監督)、ホドロフスキー監督、クローネンバーグ監督、デヴィッド・リンチ監督、ヴェンダース監督作品など、アート系の映画作品を多数観たものだ。
そのユーロスペースを創った映画プロデューサーの堀越謙三氏へのインタビュー。
裏方として、資金繰りから映画の買い付け、宣伝、プロデュースと、散々苦労した話は、いろいろと想像できて読み応えがあった。
アート系の映画を撮る監督って、総じて個性の強い、感情を隠さない、メンドクサイ人物であるのは想像できるが、その映画をプロデュースしたりと、堀越氏自身が個性的なメンドクサイ人でなきゃ、決してできない仕事だと思うね。
インディー映画は、インディーでちゃんとマーケットがあるんだね。
ホンの一部だけど、ユーロスペースを通して、素晴らしい映画表現に出会えたことは大変幸せであったと思う。
俺にとって映画は楽しむためにではなく、緊張感を持って映像と闘う覚悟で臨み、何かを発見するために観るものだ。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。