「ダンナの骨壷」
デコちゃんのエッセイ2冊目。
22歳から79歳まで書き綴ったって、そんなに長く…。
雑誌に書いたものが主だが、志賀直哉、武者小路実篤、谷崎潤一郎、川端康成ら、映画の仕事を通して、名だたる文豪とも付き合いがあったから、読ませるエッセイを書くのに長けてるのかしらん。
フランスをはじめ、ヨーロッパでの滞在も長いからか、合理的にバサッと一刀両断するような男勝りの“べらんめえ”調の随筆は小気味良いね。
デコちゃんは男性観について、幼少期から、いない父親に代わるものを求めたと書き、ある時は可愛らしさを対象とし、ある時は特異なものを求め、ある時は心の大きさを求めたとする。だから、考え方がケチな人、常にポーズのある人が苦手だって。
表紙の写真、カッコいいなぁ。
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