中治り

本日の夢…。
市内の赤十字病院に親父を見舞いに行く。
東京から親戚も来る。
既に親父は意識がなくずっと横たわってる。
皆で親父のベッドを囲んでいる。
担当のドクターが静かに話す。
「保っても後、数時間でしょう。最期のお別れをしてください」
俺はちょっと離れたところから、その様子を見てる。
「いよいよだなぁ…」
親戚等、皆が一旦、部屋を出る。
俺は感慨深く親父を見てたら、いきなりムクッと親父が頭をもたげる。
「寝てばかりもいられん。ちょっと散歩でもするか」
自分で横に置いてあった車椅子をつかんで滑るように座ると車を回して外に出て行く。俺も慌てて後を追う。
親父を見つけたお袋が「お父ちゃんが元気になったよ！退院できるね！」とはしゃいだ声を上げる。
俺はお袋に「違うよ。あれが死ぬ前に一時元気になるという”中治り“ってやつさ」と話すとドクターを呼びに行く…。

(・∀・)