【洋画】「ウエスト・サイド・ストーリー」
1961年のオリジナルかと思ったら、2021年の、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の、60年後のリメイクで、コレもまあまあ素晴らしくて感動だった。俺はどっちかというとオリジナルの方が好きだけど。革命的な名作「ウエスト・サイド・ストーリー(West Side Story)」(米)だ。Amazonプライムにて。
初めて、この映画を知ったのは、ガキの頃に読んだ石ノ森章太郎の漫画「サイボーグ009」だった。002が“ジェット”という名で、映画と同様の設定で同じシーンが描かれていた。で、映画を観たけど、初めてのミュージカル体験だったため、いきなり歌って踊り出すことが、不思議でおかしくて、ついていけなかったのを覚えている。
基本、日本のクソヤンキーと同様、地元を巡る縄張り争いの物語で、そこに、対立する両方の人種の男女が愛し合うことで起きる悲劇だ。
「奴らは俺らとは違う」。
子供でもない、大人でもない若者がドロップアウトして、異質な存在を敵にする。
全世界、ドロップアウトした連中は、自分たちの住む地域を自分のアイデンティティにしちゃうのはなぜだろう?自分に、自分としての自信がないから、地域にそれを求めてしまうのか?自分から世界を狭めてどうする?
そして、多分、愛はそれを超えてしまうけど、周りがそれを許さない。
頭の悪いヤツほど地域にこだわり、そして、やたらと人種にこだわる。目に見えるハッキリとしたアイデンティティを持てないと、何をするにも自信が持てないのだろう。そこには、許容も寛容も共感もない。
やはり憎しみは憎しみしか生まない。スピルバーグ監督の映画は、暗くても、その辺の理不尽、矛盾、愚かさを徹底的に描いてる。トランプがトップの時だったから、不寛容なアメリカを表したのだろうか。
開拓者と移民の世界で、アメリカにおける人種の問題はとても根深い。
スラムのトラッシュ白人の不良グループ、ジェッツと、移民のプエルトリコ人のグループ、シャークスの争い。殺人という大きな悲劇を終えて、やっと両者はわかり合う。使われている曲もとても懐かしい。
それにしても、スピルバーグ監督の演出によるストリートにおける唄とダンスのシーンはワクワクするね。
デクノボウみたいに背が高いトニーがあまりイケメンぢゃなくて存在感がイマイチぢゃない?
もしやトニーのバイト先のおばあちゃんはオリジナルに出てた人か?!「争わない世界はいつ来るの?」と唄うし。
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