駐車場

都会のタワー型駐車場。
新しい彼女と俺は、螺旋型の階段を駆け上る。
なぜ急いでいるのかは明らかにされないが、とにかく息を切らして2人とも必死の形相だ。
どこまで上っても、自分の車が置いてあると思われる階に到着しない。
ハーハーゼーゼー。
そこでハッと俺が気付く。
「この駐車場だっけ?」「えっ、知らない」
新しい彼女は何も考えてなかったようだ。


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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。