【洋画】「双頭の男」
チープMAXの“おバカ映画”の見本、「双頭の男/Mr.オセロマン、2つの顔を持つ男(THE THING WITH TWO HEADS)」(1972年・米、リー・フロスト監督)を観た。またまたYouTubeで見つけた。
東京12チャンのロードショー放映だ、多分。
臓器移植の白人名医が、癌に侵され、優秀な頭脳を残したいと頭だけを、健康な黒人死刑囚の頭の横に移植された話。本当は頭だけを取り替えたかったけど、時間がなくて黒人の元の頭も残っちゃったのだ。←アホな!
後半は、病院を逃げ出した双頭の男と彼に同情する黒人医師がバイクに跨り、追ってくるパトカーと「バニシング・ポイント」ばりにカーチェイスを繰り広げる。
ラストは、白人名医の頭だけを取って残して、黒人死刑囚とその彼女、黒人医師の3人となってハッピーエンド。
根本に、権威と名声、頭脳を残すことに固執する愚かな白人名医と底辺の黒人たちのブラックパワーという差別問題があるようだ。つまりブラック・エクスプロイテーション・ムービーのトンデモ作品といえるだろう。
70〜80年代に、たくさん湧いて出た“おバカ・ポンコツ・サイテー映画”の数々、サブカルチャーとしてもたまらなく好きだね!
そういや、最初に出て来た双頭のゴリラはどこに行った??
いいなと思ったら応援しよう!
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。