【古典映画】「オズの魔法使」

小学生の頃、学校で観た覚えがある。俺的には「Blizzard of Ozz」(byオジー・オズボーン)だが、“子供の心を忘れない大人にも”とあるからええやろ。

1939年の米・ファンタジー・ミュージカル映画「オズの魔法使(The Wizard of Oz)」(ヴィクター・フレミング監督)。正式な邦題には“い”はない。

魔法の国を旅するメインのシーンは、当時は珍しいカラーで、現実に戻る冒頭とラストだけはモノクロという演出。

叔父、叔母らとカンザスの農場に住む小生意気な少女ドロシーはいつも空想に耽ってる。
彼女は、プチ家出した後、トルネードに直撃されて、家や愛犬と共に“魔法の国オズ”へ飛ばされてしまう。
そこで出会った美しい善の魔女は、「黄色の道を辿ればエメラルド・シティに行くので、そこにいるオズの魔法使いがカンザスの家に戻してくれる」という。
途中で、脳ミソがない案山子(ゆえに知恵が欲しい)、心がないブリキ男(ゆえに心が欲しい)、勇気がなくて臆病なライオン(ゆえに勇気が欲しい)と出会い、悪の魔女の妨害に遭いながらも、ドロシーと共にエメラルド・シティに向かう…。

案山子、ブリキ男、ライオン、それぞれ途中で困難に遭う中、欲しかったものをすでに得ている。冒険による経験が何よりも勝るというアメリカらしい開拓者精神だろうか。

使われてる曲はほとんどメロディを知ってるから耳に残ってるのだろう。

もう80年以上前の映画だけど、色褪せて見えるセットやら面白くて、意外と引き込まれたね。

今は放送禁止な小人(ドワーフ)がいっぱい出て来て楽しく踊るのもイイ。

エメラルド・シティの手前でケシの花が咲き誇る丘で眠いと倒れ込んじゃうが、オーヴァードーズなのか(笑)。

ラスト、オズの魔法使いの正体が明らかになって、ドロシーはバタバタでカンザスに帰ることになるが、ちょっとズッコケだなぁ。

ドロシーはトルネードの直撃を受けて気絶して夢を見てたのかしらん。

俺はブリキ男が好きだった。マジンガーZみたいで。油を刺してギコギコ動いてマネしてように思う。

ディズニーもそうだけど、アメリカの寓話って、示唆に富んでて、想像力豊かでイイね。

「虹の向こうには素敵な世界があるに違いないわ」…。



脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。