肥後古代の森
去年のこと。
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もう20年以上前、まだ結婚する前に、弟のクルマ、シルビアで彼と一緒に来た熊本・玉名郡和水町にある不思議な古代の遺構「トンカラリン」。
学研の「ムー」の別冊で紹介されてて一度見たかったからだが、本日、梅雨の晴れ間だったので再度訪問。
近くの道の駅に駐車すると、Googlemapで見たとおり、汗だくになりながら歩いていった。小さな田舎の道を上っていったのは覚えてるが、その他、どこにあったとか、全くわからない。
迷ってアチコチ歩いてたら、ついに見つけた!…けど、下水道の工事中で道路が通行止めになってて近くまで行けないっ!遠くに看板は見えるけど。クーーー、残念無念、1時間以上かけてここまで来て!7月いっぱい工事なので来月じゃんか…。
「トンカラリン」は、山の上にある菅原神社まで、上に細長いのや、狭いのや、小さいのや、低いのや、階段があるのや、牙みたいな装飾があるのや、いくつものトンネルが続いてるもの。
使用目的について諸説あるが今だに定説はないので謎とされていて、2001年に近辺に第2のトンカラリンが発見され、さらに第3、第4のトンカラリンが埋まってるらしい。
トンカラリンというのは中に石を投げたら、同様の音がしたから付けられたという。←ホントかよっ。
排水路という説もあるが、俺が思うに、古代人の宗教的な信仰遺跡で、トンネルを通って上の神社に出ることで、死から生、ケガレからハレへの再生の秘儀に使われたのじゃないだろうか。
上に細長いトンネルは、女の隠部に見えるし、上部の牙みたいな装飾は“栗とリス”に見えないこともない。つまり産道を通るということだ。
「ムー」では宇宙考古学で宇宙人が関係してるというし(笑)、松本清張は卑弥呼の鬼道といい、吉村作治センセはエジプトのピラミッドにクリソツだってさ。うーむ。
残念だけど、致し方なしで隣にある国宝・江田船山古墳群、肥後古代の森公園、肥後民家村などを散策してきた。特別感想はない(笑)。
近くの川沿いには貝塚もあって、たくさん古墳があって、祭司施設もあって、ここ周辺は死と生を司る古代の辺境の地だったのだろうか。
ただ歩いた。約15000歩。