見出し画像

「ファンタスティック・プラネット」

不思議なアニメ映画「ファンタスティック・プラネット(Fantastic Planet)」(73年、ルネ・ラルー監督)を観た。前に観たような気もするが。フランスとチェコスロバキアの合作。

高度な科学文明社会を築いており、いつも瞑想に耽っている巨人の異星人?と、原始的な生活を営む人間の、闘いと独立の物語。人間は巨人族にとってはペットか、害虫みたいに駆除される存在となっている。

人間狩りなんか観てると「猿の惑星」みたいだけど、巨人族から知識を得て巨人族をも凌駕する文明社会を築いたりもしてる。なんだかわけのわからん動物や昆虫がいっぱい出てきて素晴らしくおぞましく気持ち悪いアートな雰囲気。

BGMが旧式の電子音楽グルーヴで幻想的雰囲気を醸し出してる。インダストリアル・ミュージシャン、H.N.A.S.のジャケットに描かれた不思議な動物みたいだ。

宮崎駿のナウシカに影響を与えたと見たがホントだろうか?
細かいリアルな描写が多い最近の日本のアニメも素晴らしいと思うが、切り絵みたいだけど、アバンギャルドな発想による表現が爆発してる、こういう古いヨーロッパのアニメに触れるのもまたイイ。
深読みしなくてもカルトアニメとして注目されるわけだ。

画像1

画像2


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。