【映画】「ウイラード」
1971年の米・動物パニックもの「ウイラード(Willard)」(ダニエル・マン監督)。
東京12チャンネルのお昼のロードショーの雰囲気たっぷりの映画は味があって良いね〜。
孤独で神経質で気弱な青年ウイラードは、父が興した会社に勤めるが、会社はアルという強欲な男に乗っ取られて、父は無念の死を遂げてた。
ウイラードは年老いた母親の面倒を見ながら、会社ではアルからパワハラを受けていた。
新しく入った同僚の女性ジョーンだけが彼の味方だった。
ある日、ウイラードは母親からネズミ退治を頼まれる。
しかし、殺すことができずに、密かに餌を与えて飼い始めた。
ネズミの世話はウイラードに癒しと会社でのストレス発散を与え、彼はネズミの調教を始め、思い通りに自由に動かすことが可能になった。
ネズミを使って、アルに復讐する話だけど、最後はやっぱり悲劇で終わる。増え過ぎて邪魔になったネズミを殺してしまい、ネズミのボス(ベン)に襲われるのだ。
ブルース・デイヴィソン演じる気弱な青年がネズミに親しみを覚えるが、アルや母親、その友達の老人どもに「もっとしっかりしろ!」と追い詰められていく様はとても共感できる。気持ちが優しいために強く意見が言えないのだ。
でも、ネズミを友とすることで孤独じゃなくなったはまだ良いが、復讐の道具として使ったために、その復讐が自分にも向いてしまったのだね。不幸な青年だねぇ。
しかし、よくこんなにネズミが言う通りに動くものだ。手や肩に乗せて可愛がるけどネズミって調教できるんだね。ビックリ。「トムとジェリー」のジェリーじゃないか。
口をモグモグさせながら、真っ黒な目でジッと見てるのはスゲ〜不気味だ。怖い。
この映画、続編やリメイクも作られてるんだね。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。