「デューン 砂の惑星 PART2」
2024年のアメリカSF映画「デューン 砂の惑星 PART2(Dune: Part Two)」をTSUTAYAでレンタル。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。
SFも究極までいくと、必ず、神という存在が重要視されて、世界の終わりと最後の審判、指導者(預言者)の登場と楽園の到来など、黙示録のような耶蘇教的世界が描かれるんだなぁ。サイエンス・フィクションなのにさ。もちろん宗教観の違いもあるが。
人間は、原始の世界に戻ってしまうと、合理的な事実よりも、神話のようなフィクション、宗教的概念を必要とせざるを得ないようだ。人間にとって、それだけ、現実というのはなかなか受け入れ難い、辛いことでもあるのだろう。とにかく人間は、常に物語を欲しているのだ。
もう一つ、人間は闘わずにおれない存在であるということだ。やっぱり人間は古代から戦争をして殺し合って生き延びて来た訳だ。
失敗作といわれたデヴィッド・リンチ監督の作品(原作はフランク・ハーバートのSF大河小説)も、予想はできたけど、ここまで来たか。
続編だけど、前作がどうだったか忘れちまったがなぁ。闘いに臨むまでの話だったかな?
やはり、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の世界に似てるね。「砂の星のポール」だ。
また中途半端な終わり方だけど、次もあるのかな?「スター・ウォーズ」みたくシリーズ化も可能だし。
砂の惑星を支配するハルコンネン家。同家に滅ぼされたアトレイデス家の生き残りで後継者のポールが、砂漠の民と協力関係を築いて、ハルコンネン家に闘いを挑むって話だ。
ポールと砂漠の民の女の子チャニとのロマンスがあり、ポールが徐々に指導者(預言者)へと目覚めていったり、コアな戦いは最後の方が中心だが、CGを使った壮大な砂漠を舞台にした展開は飽きさせなかった。
この手の映画は長くなると思うが、3時間近くある。
デカいワームのような砂虫を乗りこなすようになって敵に向かうのは面白い。