夢は湾岸ミッドナイト

今日はこんな夢を見ました。

湾岸ミッドナイト。
島へ渡る大橋の道路。手前の赤信号で停まる。
ハードなリハビリによって、すでに麻痺はほとんど解消してる。
だから、再び免許を取って、新しく納車した最新型の大型オートバイで初ツーリングだ。
周りを見渡すと、クルマも人も、動くものは何もない。静寂の中、バイクの鼓動だけが深夜の街に響いている。
「よし、ままよ!」。
アクセルをガバッと開けて勢いよく飛び出す。フォン、フォン、クォーーーン。赤信号は、すぐに後ろに追いやられて、海を眼下にしたアスファルトの道路を、風を切って突き抜ける。
チラッとデジタルのスピードメーターを見ると200㌔オーバー、道路の中央の白線は一本ラインとなる。
「やっと完全なる復活を遂げたのだ。これからは何もかも全てが上手くいくに決まってる。見てろよ、お前ら!」。
俺は得意な気持ちになってる。

あっという間に橋の終わり、遠くに誘導棒の赤い光が目に入る。
急にスピードを落とすことに。
「ああああ、マジか!マジか!チクショー!なんでこんなところで!」。
みるみると絶望感が支配していく。
「信号無視とスピード違反…ゴールドぢゃなくなる。いくら払うことになるのか。もしや免許取消しか」。
愕然とするハメに。
ヘルメットの中で独り呟きながら、警官の誘導に従って、ゆっくりとバイクを脇の停車場へ。そこにはテーブルと椅子が置いてある。

…と、ここで、これは夢だと悟って眼を開ける。ホッとしたのだ。ふー。

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。