【古典洋画】「ガンヒルの決斗」

100円DVD。1959年の、アメリカの古典西部劇「ガンヒルの決斗(Last Train from Gun Hill)」(ジョン・スタージェス監督)。

インディアンの妻を殺されたカーク・ダグラス演じる保安官マットの復讐の物語。

殺したのは、酒に酔った2人の若僧だったが、その1人の親父が、マットの親友のクレイグ(アンソニー・クイン)だった。

妻の復讐のために、なんとしてでも犯人を捕まえて縛り首にしたいマットと、溺愛してた息子をなんとか守りたいクレイグの戦いだ。

クレイグは、大きな牧場の経営者で町の有力者であった。息子には、「侮辱されたら、必ず殴れ」など…と歪な教育をしており、息子はクレイグの権力を傘にやりたい放題であった。

勧善懲悪ではない、飽きさせないサスペンスに富んだ展開で、保安官マットとクレイグの男のプライドをかけた駆け引きが面白かった。最終列車が出るまでに決着をつけるという、当時の二大スターによる西部劇らしい虚しく悲しいラスト…やっぱり必然的に悲劇となるわなぁ。

しかし、保安官マットの、最初に殺されちゃうインディアンの奥さん、アグレッシブな美女でメッチャ良い。白人視点の、先住民を侮蔑するようなセリフが気にはなるけど。