「文学入門」
昭和50年が第一刷の新書だから、ちと古過ぎて読みにくいけど…。
戦争中は、意外と科学書や哲学書は比較的寛大な扱いを受けたのに、文学は人生に用のない贅沢品とみなされ発禁処分が多かったというのは知らなかったね。
文学の面白さについては、
「文学の面白さの奥には、より大きな意味があり、その意味が人生と分かちがたく結びついてる。文学の面白さとは“婦人”の顔の美しさのようなものである。いくら化粧をしても、その人の性格や知性がおのずと顔形に表れたとでもいうべきもの」だって(笑)。
さらに、優れた文学とは、「現在ないし過去の人生を表現しつつ、しかも単なる表現に止まらず、そこに必ず新しい人間の可能性を示唆しているもの。読む者を感動させ、その感動を経験した後では、我々が自分を何か変革されたものとして感ぜずにはおられないような作品」という。スゲ〜けど、疲れるぅ。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。