【洋画】「ミッション: インポッシブル」
トム・クルーズ主演の「ミッション: インポッシブル(Mission: Impossible)」シリーズ6作品を観た。Amazonプライムにて。
1996年の最初の作品(再度)から、2(2000年)、3(2006年)、ゴースト・プロトコル(2011年)、ローグ・ネイション(2015年)、フォールアウト(2018年)まで。
スパイものは007と同様、好きだからね。
もう子供の頃に楽しみに観てた「スパイ大作戦」とは、全くの別物だな。007も同じで、遊びがなくなった、ハラハラドキドキが続く真面目なアクションだ。
また、そのアクション・シーンが長過ぎるよ。他のアクション映画と競ってるように、アクションをぶち込んでくるから、オヤジは観てて疲れちゃうね。面白いけどさ。
ストーリー展開も結構、複雑で、中年の俺には名前とか、よく覚えてないとわからなくなる。
吊り下げる、高いところでアクション、バイクで逃げる、まさかの裏切り、最新機器…ある意味でパターン化してるかな。
中に、自らウィルスを培養してバラ撒いといて、同じくワクチンを作って販売し金儲けするという、今、流行りのインボー論で唱えられそうなストーリーもあった。
冷戦時代はスパイが活躍したのだろうけど、映画にあるように世界の均衡をスパイの活躍によって保ってるとしたら、我々はとても危うい世界に生きていることになる。昔のキューバ危機みたく、核戦争の脅威は去ってないみたいな。
テロ組織やシンジケートのような、この世に新しい秩序を求める勢力は少数だけど確かにいるだろうね。やっぱり人間は神に近づくだけじゃ満足しないのだ。神そのものになりたいのだ。そのために破壊行為を行うのだ。
でも、それが映画で描かれたように大きな力を持つとは思えないけどね。世界を動かす最も大きな力は、資本だよ。金だよ。コミュニズムはそれに反対したからこそ滅んだ。人間は資本のためなら、地球を破壊することだって平気でやるものだ。
そして、人類は、自然の贈与に全く関わってない、独自の「核」を持つことで、真に自然から独立して、死ぬことも可能になった。そこまで進化することができるようになったのだ。「核」は、人間が地球上で起こした数多くの罪に対する免罪符であり、人間が自然から独立したことの証明なのだ。だからこそテーマになる。
アクション映画は、緊張感が持続しないと厳しいね。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。