【映画】「魔界転生」
1981年公開の日本映画「魔界転生(Samurai Reincarnation)」。
監督は深作欣二。天草四郎時貞を全盛期の美しい沢田研二が演じた異色作。前に観たと思うけど。
他にも、主演の千葉真一をはじめ、緒形拳、室田日出男、丹波哲郎、若山富三郎、成田三樹夫、佳那晃子、若い真田広之など、めっちゃ濃ゆ〜い昭和の名優が出演した、当時の角川書店、そのものの汗臭い野郎と裸の女と妖艶な時貞の三つ巴の闘いの物語。マッチョとエロとバイオレンスだ。
セリフなど武士の口調が濃すぎて観てて疲れたよ。特に野性味溢れ過ぎる千葉ちゃん(笑)。
島原の乱で惨殺された時貞が、魔界の悪魔の力によって蘇り、自分と同じく現世で無念の死を遂げた者たちを魔界に引き入れて、徳川幕府に復讐するというストーリー。
「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム」…やっぱりメイクを施したジュリーの時貞がハッとするほど美しいね。デヴィッド・ボウイみたい。裸で舞う細川ガラシャなどの女たちよりも。真田広之を抱きしめて唇を重ねるシーンなど、キュンキュンしちゃうぜ!
最後のクライマックス・シーン、炎燃え盛る城の中での闘いはめっちゃ暑かったろうなぁ。火傷しなかったのかしらん。それともCG?炎の中での殺陣は危険だったろうけど、昭和の名優だから、命がけで演じたのだろう。
俳優陣のインパクトが強烈な割りには、展開が性急だし、詰め込んだ感じで落ち着きがない。だから、予想よりも面白くはなかったな。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。