【アニメ映画】「アーヤと魔女」

先日、覗いたジブリ展で、スタジオジブリ初のフル“3DCG”アニメということで紹介されてた作品「アーヤと魔女」(2021年)。

監督は、駿さんの長男、宮崎吾朗氏。「ゲド戦記」も「コクリコ坂から」も、もう一つ何か足りない感じがしたけど、これもそうだなぁ。駄作とまでは言わないけど。

やっぱり父親がスゴ過ぎるので、同じことで超えるのは困難なのか。

ジブリは、魔女のお話が大好きだけど、これもイギリスの児童文学を映像化したもの。孤児院育ちの10歳の少女アーヤ(アヤツルからきてる)が、デブった魔女に引き取られ、こき使われるが、魔法を知りたいという自分の思いを実現させるために、したたかに振る舞って、徐々に、魔女や家の主人に取り入っていく逞しい姿を描く。

孤児院では、何でも思い通りにして(男の子も従わせる)、リーダー的存在だったアーヤが、魔女の家で、初めて思い通りにならないことにぶつかるものの、周囲を巧みに操る持ち前のしたたかさを武器に、主人と魔女を“アヤツル”ようになっていく。

現代の、独りでも強く逞しく生きる女性を象徴しているといったら言い過ぎだろうか。

3DCGだからって特別なことはない。普通のアニメの方がジブリらしさが出るんじゃないか?

後半、アーヤの表情が、クソ生意気で常に怒っててコワイ(笑)。

アーヤのママと魔女と主人の3人でバンドを組んでた過去があって、それが、昔のプログレかストナーロックみたい。ファッションだけでも。

評価は50点だよん。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。