「現代『ますように』考」

日本では、日常のものとして溶け込んでいるために、西洋みたく目立つことは少ないが、伝統的な宗教は、各地域に、特有の民間信仰として、今だに残ってる場合がある。

宗教は、教条主義的だったり、信仰で視野狭窄に陥ったり、排外的な側面があるために、表立っては敬遠されるが、やはり人間は、現実のみでは生きていけないもので、常に概念的な物語を必要とする。それが祭りや願い事、縁結び、供養、呪いなどの民間信仰(俗信)なのだ。

各地には、タブーもないと思われる突飛で風変わりなトンデモ信仰があって、おふざけぢゃなく”真面目“に信仰されているから面白い。真面目に信仰というより、意味がないとわかっていても、その概念に身を委ねることで、心の満足を得ているのだと思う。


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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。