イイ話

先週の話だ。

ザーザー雨が降り続く暗〜い日曜の朝、ファミレスで独り優雅に朝メシを決め込んでいたら、後ろから俺を呼ぶ声がする。振り向けば、行きつけの食堂の御夫婦で、即、相席を勧めた。

旦那さんは、オールナイトの仕事帰りで、今日は食べて呑んで寝るだけという。ということで、ファミレスが居酒屋と化して、俺の最近の悲しい出来事から、親のこと、お互いの夢まで、時間を忘れて語り合った。

呑んで気持ち良く酔って饒舌に語る旦那さんを初めて見た。いつも美味しい飯を作ってもらう奥様にも、いろいろと話を聞いてもらって、助言をいただいた。

旦那さんが、すでに亡くなった自分の母親とのことを話す時、言葉に詰まって涙ぐむ様子を見て、つい、俺も貰い泣きしてしまった。前の奥さんに騙されて別れて、マジで死のうとしてた時、命を救ってくれたのがコイツだ、と、さらに涙ぐんで、今の奥様への深い愛を語るのも感動だった。

酔った旦那さんが、「ありがとう、ありがとう」と何回も、俺の唯一動く左手を握ってくれたのもジーンときた。

気付けば、周りはランチの客で混んでる。

奥様が、「もう一杯」という旦那さんを追い立ててレジに行くと、「今日はこの人楽しそうだったから」とまた奢ってくれた。ココで奢って貰うのももう３回目ですよ。

本当にありがとうございます♪

店のマスコット犬、モモちゃん。↓