「ムカデ人間3」
ついに観たぜ、「ムカデ人間」の完結「3」。うーむ、これは完全なる「ギャグ」だな。
「1」のマッドドクターと「2」の変態チビデブ男の怪優2人が主役だ。死神博士みたいなドクターは狂った米・刑務所所長の役で、チビデブ男はその会計士。
収容する囚人たちの管理コストを安くし、さらに従順にして更正させるため、なんと全員500人を外科手術で繋いで「ムカデ人間」とするのだ。刑務所の広場で、全員が繋がった姿は圧巻で、訪れた州知事も「コレは良いアイデアだ!」と感激するんだが……んなわけね〜だろっ、ったく!ってなもんだ。
所長の口から出るのは、いつも下品なダーティーワーズや差別用語ばかり、罵詈雑言をギャーギャー叫んでて、耳が痛い。目を背けるようなグロいシーンは、囚人のキンタマを切り取る(ランチとして食べる)とこか、繋ぐため糸を通すところくらいで、あまりないね。
暗い残虐さより、明るい狂気を前面に出した感じ。ワザと「悪辣な下品さ」を全開で大げさに表現し、良識ある視聴者をおちょくってるみたいだ。
トム・シックス監督本人も、まさに監督役(笑)で出演、クールでスマートで、なかなかのイケメン。有名な米ポルノスターが、どセクシーな秘書役で出てて、彼女が所長に弄ばれてマジにソソル。机の下で咥えさせるシーン、サイコーだ。
俺的には、暗くておぞましく気持ちの悪い変態趣味が究極までイッちゃってる「2」が一番だな。
全く観る価値もないファッキン、クソ・クズ・ゴミ映画だ!は監督にとっては最大限の褒め言葉だろう。
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