「地球の静止する日」 オリジナル
fireTVstickで、SF作品「地球の静止する日(The Day the Earth Stood Still)」(米、ロバート・ワイズ監督)を観た。最近のリメイク作品は前に観たが、オリジナルは俺も生まれる約70年前の映画だ。
ワシントンD.C.に銀色の円盤が現れて公園に着陸、中から銀色の服を着た宇宙人の男クラトゥとゴートと呼ばれるロボットが降りて来る。
男は地球上の国の権力者に原子力の平和以外の使用や戦争による殺伐を止めるように忠告しに来た平和の使者だった。
男は米大統領秘書を通して各国の指導者を集めるように言うが、各国とも同席を拒んだため、事の重大さを認識させるために世界中の電気を止めることにする…。
これはまさにアメリカ帝国主義のやり口だな。いきなり空からやって来て、皆を集めてこうしろと大きなお世話で一方的に忠告、いうことを聞かないと電気を止めて。
最後に円盤で帰る時、皆の前での演説シーンでは、我々の警察が宇宙の治安を守るみたいなことを言ってるし、ロボットのゴートは米軍を暗喩してるみたいだ。
オイオイ、そんなワケね〜だろって文句を言いたくなる場面も多いが、すでに古典だし、テルミンを使ったBGMなど、ここから広まった新しいことも多かったと思う。
アダムスキー型円盤やカッコ悪いハリボテのロボットなんてちゃっちくて笑っちゃうけど、昔の米SFって雰囲気がイイね。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。