答えのないことに踏みとどまる
ネガティブ ケイパビリティ
答えのないことや葛藤を持ちつつもその場に踏みとどまる力
僕はこのように理解しています
最近よくABE研究会の中で語り合われるのがこの言葉
もやもやとして言葉にならない感覚
スパッと明快な答えのでない問い
ワークショップや研修をやっているとこのようなことにたくさん出会います。そう言う時に分かりやすい解釈や気づき、答えを私たちは出したくなるのですが、そこに安易に流れない、答えの見えない状態に踏みとどまる。ということが、時にとても大切なことだと思うのです。
なかなか解決できない問題や悩み、その答えが見つかるとスッキリするし、「ああそうだったんだ」と思えると安心します。だけど、そう簡単に答えがでたり、理解できたり、「気づいた!」と自覚できるようなものではない何かがある。そんな時はその何か分からない何かといつづけることを大切にしたいのです。
何かわからないモヤモヤとした何かといつづけるのは心地よくないし、しんどいです。でも時間をかけてそこにいることで見えてくるもの、浮かび上がってくるものがあると思うのです。そしてそこにい続けることでつちかわれるものがきっとあります。
ファシリテーターも答えを与えたり、安易に答えをだすことに流されてはいけない。そうすると不親切なファシリテーターになる時もあるし、企業研修では答えを与えない講師は不評だったりします。明快に「答えはこれです」と提示する講師が重宝されることもありますが、そこは踏みとどまらんといかん時は踏みとどまる。そんなことを心がけています。
このテーマはまだ書きたいことがありますが、今日はここまでにします。
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場づくり、プレイバック・シアター、ワークショップ、企業研修、Arts Based Education そして時々沖縄について語りたいとおもいます