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【バリアを張ると逆効果!】心身が疲弊する仕組みと悪循環を断ち切る方法!

バリアとは何か

バリアの概念とその役割

バリアとは、外界からの影響を防ぐために私たちが無意識に作り出す「防御壁」のようなものです。

このバリアは、心理的、感情的、あるいはエネルギー的な形で現れ、自己を守ろうとする働きをします。例えば、過去のトラウマやネガティブな経験に直面した時、人はその痛みから逃れるために心を閉ざし、無意識にバリアを形成します。こうすることで、一時的には安心感や安定感を得ることができるのです。

しかし、このバリアは私たちを守る役割を果たす一方で、同時に私たちを孤立させ、感情やエネルギーの自由な流れを阻害してしまいます。守られていると感じる反面、他者との深い関係を築くことや、心の成長を妨げることにもなりかねません。

心・体・エネルギーにおけるバリア

  • 心におけるバリア
    心のバリアは、私たちが他人に対して心を開けなくなる状態です。過去の裏切りや傷ついた経験から、再び同じ痛みを避けるために自分の感情を押し殺すことが多いです。例えば、誰かに心を許せなくなったり、他者に対して距離を取る行動がこれに該当します。
    表面的には冷静に見えても、実際には防御的な姿勢を保っているため、深い繋がりが得られません。

  • 体におけるバリア
    体のバリアは、ストレスや緊張が体に蓄積されることで現れます。バリアを張ると、体は無意識に防御的な姿勢を取ります。これにより、肩こりや首の緊張、胃の不調など、体が常に防御状態にあることで疲弊します。
    体に現れる症状は、心のバリアが影響を与えている場合も多く、例えば感情を抑え込むと胸が苦しくなるなど、身体に顕在化することがあります。

  • エネルギーにおけるバリア
    エネルギーのバリアは、私たちのエネルギーフィールドが閉ざされることを意味します。エネルギーの流れが滞ると、全体的な活力が低下し、疲労感や倦怠感を感じやすくなります。例えば、人混みに出るとエネルギーが奪われるような感覚があり、その結果として自分を守るためにバリアを張り、エネルギーの流れを自ら遮断してしまいます。これにより、さらなるエネルギー不足を招くことがあります。


バリアは何のために必要とされているか

バリアを持つことで感じる一時的な安心感

バリアは、私たちが危険やストレス、痛みから自分を守るために無意識に作り出す防御手段です。外部からの影響や攻撃から自身を守り、精神的なダメージを回避するために、人は自然とバリアを張ります。

これは、過去に傷ついた経験や、予測できない状況に直面した際に、再び同じような苦しみを味わわないための自衛策とも言えます。例えば、人間関係で裏切りや失敗を経験すると、他者に心を開くことが怖くなり、心のバリアを作ります。これは、自分を守るための自然な反応です。

バリアを持つことで一時的な安心感や安定感を得られます。誰かに批判されたり傷つけられたりすることから自分を守り、「安全な領域(セーフルーム)」に自分を閉じ込める感覚が生まれます。この安心感に依存することで、心が一時的に安定しているように感じるのです。

防御手段としてのバリアの利点と限界

バリアの利点は、外部からのストレスやネガティブな影響を受けにくくすることです。例えば、職場や家庭などで批判的な意見やネガティブなエネルギーにさらされても、バリアを張ることでそれらの影響を受けずに自分を守ることができます。
また、感情的に混乱しやすい状況や、人間関係のトラブルから一歩引いて冷静に対処できるというメリットもあります。

しかし、バリアには限界もあります。長期的にバリアを張り続けると、私たちは外部との繋がりを断つことになり、孤立感やエネルギーの停滞を招きます。バリアは、私たちを守る反面、自己成長や癒しのプロセスを妨げてしまうのです。例えば、他者と深い関係を築くことができなくなり、信頼や共感といったポジティブな感情も遮断されてしまいます。さらに、バリアがあることで、本来の自分を表現することが難しくなり、内なる強さや自信を発揮する機会を逃してしまうこともあります。

また、防御的な姿勢を続けると、常に緊張状態に陥りやすくなります。エネルギー的にも、バリアを張ることで常に自分を防御しようとするため、無意識に力を使い続け、心身が疲れやすくなるのです。このように、バリアは一時的には安心感を与えるものの、長期的には成長や解放の障害となり、心と体に悪影響を及ぼします。

最終的には、この防御手段に頼りすぎることが、真の自由や解放感を妨げ、私たちをさらに不自由にしているのです。バリアの限界を理解し、それを解放する方法を学ぶことが重要です。


バリアとは2極性である

バリアを持つことで生まれる「良い・悪い」の二極化

バリアは私たちの内側と外側を分け隔てる「境界線」として働きます。

このバリアを張ることで、物事を「良い」か「悪い」という基準で判断するようになります。外部からのエネルギーや影響を防ごうとすることで、結果的に、自分と他者、自分と外界との間に二極化が生じます。

この二極化のプロセスでは、私たちは世界や他人を「敵」か「味方」、「安全」か「危険」、「正しい」か「間違っている」といった形で分けるようになります。バリアを張ることで、「私は守られているが、外の世界は脅威である」という分断された見方が強化され、物事を中立的・統合的に見ることが難しくなります。例を挙げると、誰かが自分を批判した時、バリアを張ってその人を「悪い人」と捉えるかもしれません。

しかし、実際にはその批判は成長のためのフィードバックだったかもしれません。このようにバリアがあることで、他人や状況を一面的に捉えてしまい、全体像を見ることが難しくなるのです。

分断がもたらす対立や葛藤

バリアを持ち続けることで、私たちは他者や状況との間に「分断」を生み出します。この分断が、対立や葛藤の元になります。

分断が強くなると、他者や状況と「共にいる」ことや、「一体感」を感じることが難しくなり、私たちは常に「自分 vs 外の世界」という構図で物事を見てしまいます。例えば、人間関係においてバリアを張ることで、自分の感情や考えを守ることができると感じるかもしれませんが、その結果として他者との本当のつながりが失われます。

対立や摩擦が生じた時、バリアがあると問題を解決しようとする代わりに、防御的な態度に出てしまい、さらに深い葛藤を引き起こします。

この二極性の視点は、エネルギー的にも影響を与えます。バリアを持つことでエネルギーが流れにくくなり、他者や環境とのエネルギー交換が滞ります。この状態では、私たちは疲労感や孤立感を感じやすくなり、さらに分断の意識が強化される悪循環に陥ります。

バリアを持つことは、一時的には自分を守る方法のように見えますが、長期的には対立や孤立感を深める結果となり、精神的にもエネルギー的にも消耗を招きます。バリアがなくなり、物事を統合的に見ることができるようになると、対立や葛藤が減少し、心の平穏や他者とのつながりが取り戻せます。


悪循環を断ち切るためにバリアは逆効果である理由

防御メカニズムとしてのバリアが、自分自身の成長や癒しを妨げるプロセス

バリアは、私たちを守るための自然な防御メカニズムとして機能します。

しかし、この防御が過剰に働くと、成長や癒しを阻害する逆効果をもたらします。バリアを張ることで外部からのネガティブな影響を遮断するだけでなく、ポジティブな経験や感情、学びも同時にブロックしてしまいます。

バリアが存在する限り、私たちは新しい挑戦や感情的な開放を避ける傾向が強くなります。これは、自分を守るための一時的な方法としては効果的ですが、長期的には自己成長の機会を失い、内面的な成長が停滞することになります。例えば、過去のトラウマや痛みから守るためにバリアを張り続けると、その痛みを乗り越え、癒しを進めるためのプロセスに取り組む機会が奪われます。

バリアがもたらす最大の問題は、私たちが恐れや不安にとらわれ、そこから抜け出すための行動を抑制してしまうことです。この状態が続くと、内面の平和や調和が欠如し、バリアを維持するためにエネルギーが消耗され、心身が疲弊する悪循環に陥ります。

2極性から解放されることで得られる自由と軽やかさ

バリアを解放し、二極的な視点から自由になると、私たちはより柔軟で軽やかな生き方ができるようになります。

2極性とは、物事を「良い・悪い」、「正しい・間違い」といった形で分ける視点ですが、この視点にとらわれることで、私たちは自分自身を制限してしまいます。バリアが二極化を強化する限り、私たちは対立や葛藤を引き起こし、心の自由を奪われます。

しかし、バリアを解放することで、この分断から抜け出し、より統合的な視点を持つことが可能になります。外界とのエネルギーの流れがスムーズになり、物事を「良い・悪い」で判断するのではなく、ありのままに受け入れることができるようになります。この状態では、心が軽くなり、感情的にも柔軟になり、ストレスが軽減されます。

バリアを解放することで、他者とのつながりや新しい経験を受け入れることが容易になり、感情的な自由と内面的な平和が得られます。この解放感は、心身の疲労からの回復を促進し、人生において新たな可能性を広げる鍵となります。自由で軽やかな心を持つことで、私たちは成長し、癒されるプロセスを進めることができるのです。


バリアを断ち切る方法

瞑想や呼吸法を通じたエネルギーの解放

バリアを断ち切るために、まず効果的な方法として瞑想や呼吸法を取り入れることが重要です。

瞑想は、心を静め、自己との対話を深めることで、無意識に張っているバリアに気づき、その解放を促す力を持っています。深く呼吸をすることで、心身の緊張をほぐし、エネルギーの流れを改善することができます。

呼吸法は、エネルギーの循環をスムーズにし、バリアがもたらすエネルギーの滞りを解消する効果があります。深呼吸を繰り返すことで、体内に新しいエネルギーを取り込み、心と体をリラックスさせます。このリラックス状態が、バリアを徐々に解放し、心を柔軟に保つための土台となります。

瞑想と呼吸法の組み合わせは、心と体のつながりを強化し、徐々にバリアに頼らずに他と向き合うことができるようになっていきます。

内なる強さを育み、バリアを取り除く具体的な実践法

バリアを断ち切るには、単にそれを解放するだけでなく、内なる強さを育てることが不可欠です。

内なる強さとは、自分の弱さや恐れに直面し、それを受け入れる勇気のことです。この強さを養うことで、バリアを張る必要がなくなり、ありのままの自分を他者や世界に対して開くことができるようになります。具体的な実践法は以下の3つです。

  1. 自己観察
    日々の生活の中で、バリアを感じた瞬間を認識し、その感情や思考を深く観察します。
    「なぜ今バリアを張ったのか」
    「どのような恐れや不安が影響しているのか」
    といった質問を自分に問いかけることで、バリアを張る根本原因を見つけ出します

  2. 自分に優しく接する(自分への非暴力)
    自己批判を避け、自分に優しく接していきます。すぐに結果を求めようと焦る気持ちは自分自身への暴力になりますし、バリアを作り続けた意識はこの「焦り」なのかもしれません。
    だからこそ、焦らずゆっくりを心がけて自分の感情や反応に対して否定的になるのではなく、肯定的に受け入れます

  3. ポジティブなエネルギーとのつながりを深める
    バリアを解放するために、いわゆるパワースポット「気持ちの良い場所」「浄化される場所」「元気が出る場所」などの自然と触れ合ったり、瞑想やヨガなどを通じてポジティブなエネルギーを自身の中に取り入れることも効果的です。

徐々にバリアを解放するための日常的なアプローチ

バリアを一度に取り除くことは難しいため、先に紹介した具体的な実践を日常生活に取り入れやすいアプローチで少しずつバリアに頼る意識を解放するのが現実的です。

  1. スモールステップの積み重ねで十分
    最初は、小さな行動から始めましょう。例えば、他者に対して少しずつ心を開く練習をしたり、自分が安全だと感じる場所で感情を表現する機会を増やしていきます。
    これにより、バリアを張らずに感情を解放する感覚を少しずつ養うことができます。

  2. マインドフルネスでバリアに気づく機会を増やす
    日常生活の中で今この瞬間「いまここ」に意識を向けるマインドフルネスを取り入れることで、自分が生み出し続けているバリアに気づくことができます。
    さらに、バリアと向き合うことができるようになると、気づいたその瞬間に対応する柔軟性が生まれます。

  3. 心を開く練習をする(少しずつドアを開ける)
    日常の人間関係において、他者とオープンに接する練習をします。
    家族や友人、カウンセラーなど自分が信頼できる相手に対して自分の本音を少しずつ話すことで、バリアを解放する体験を増やすことができます。

これらのアプローチを日常的に続けることで、バリアを張らなくても安全で安心できる心の状態を作り出し、徐々に心と体のエネルギーを自由に流す感覚を得られるようになっていきます。


バリアを解放することで得られる真の強さと変化

バリアを取り除いた後に感じる余裕「スキマ」

バリアを解放することは、心と体に大きなポジティブな変化をもたらします。

まず、バリアを取り除いた瞬間、私たちは心の中にあった緊張や防御的な感覚が解放され、内面に余裕「スキマ」が生まれます。この余裕は、感情的にも身体的にも、ストレスを軽減し、リラックスした状態へと導きます。

バリアを取り除くことによって、今まで遮断していたエネルギーや感情が自由に流れるようになります。これにより、以前は感じなかった感情や、無意識に抑え込んでいた思考や感覚に気づくことができ、心のクリアさが増します。これが、自己理解の深まりや、物事に対する柔軟なアプローチを生み出します。

余裕「スキマ」の先にある他者とのつながりの変化

バリアを解放することで、他者とのつながりが大きく変わります。

バリアを持っていると、無意識のうちに自分を守ろうとするため、他者との間に距離を作り出してしまうことが多いですが、バリアを取り除くことでその壁がなくなり、自然に他者とのつながりが深まります。

このつながりの変化は、単に言葉や行動のレベルにとどまらず、エネルギー的なつながりも深まります。人々との交流が円滑になり、互いのエネルギーを尊重し合うことで、関係性の質が向上します。これにより、信頼感が生まれ、感情や思考の共有がしやすくなり、相互理解が進むため、より深い人間関係を築くことが可能になります。

さらに、心が軽くなることで、物事に対して柔軟で開放的なアプローチができるようになります。人間関係においても、他者の意見や価値観を受け入れやすくなり、共感や協力が生まれやすくなります。これによって、人々とのつながりがより豊かになり、孤独感が軽減され、日常生活における幸福感が高まります。

バリアを解放することは、内面的な強さを育むと同時に、周囲との調和を生み出し、より充実した人生を送るための重要なステップとなります。


YouTubeライブでも徹底解説

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