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感想文

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過去に書いた感想文を、備忘録的にまとめました。
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シン・エヴァンゲリオン3

ATフィールド、という言葉が出てきます。絶対不可侵領域、の略だそうです。ウィキペディアによると、「全ての生命が自らを形成するべく持っている自我境界」と書いてありました。これを「私と、私の外との境界」、「私という個人を形作っている結界」ということと捉えました。「私」「自分」という概念は難しいのですが、それを何千年もかけて論じているのが仏教です。お釈迦様が覚りを開いて、それを説き始めたことから仏教が生まれたわけですが、「覚(さと)り」というのがどういう状態か、というのは、なかなか

シン・エヴァンゲリオン2

ノアの方舟といえば、皆さんご存知だと思います。旧約聖書に書かれている大洪水の話です。この大洪水の話、ノアの方舟以外にも似たような話が世界各地に神話として残っています。ウィキペディアによれば、シュメールの洪水神話・ギルガメシュ叙事詩・ギリシャ神話、中南米のアステカ神話・インカ神話・マヤ神話、また、中国では易を発見した「伏義」という王様が洪水を生き延びて人類の始祖となった、という伝説が残っています。神話、伝説、というと架空の話のように感じますが、本当にそうでしょうか。そんな大洪水

シン・エヴァンゲリオン1

公開延期になっていたシン・エヴァンゲリオン、ようやく公開されましたね! エヴァンゲリオンの感想を書きます!と宣言してましたが、実は私、観始めたのはつい最近のことなんです。確か、昨年(2020年)くらい・・・💦 エヴァンゲリオンは1995年に始まったアニメが最初で、その後、映画が何作か制作されています。漫画もあるようですね。私はどれも観たことがなかったのですが、社会現象を巻き起こしたと言われている作品に意味がないはずはない、と思い、観始めました。 で、新劇場版:序・破・Qを

漫画「鬼滅の刃」

そろそろ「鬼滅の刃」も話題に上らなくなってきましたが、漫画はザッと一度目を通しただけだったので、もう一度読み返してみました。そうしたら、改めて感じることがたくさんあり、少し書いてみようと思います。漫画を読んでいない方は、漫画を読んでみて下さいね! 鬼舞辻無惨が鬼殺隊と総力戦に臨む前、こんな事を言っていました。 「お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう。身内が殺されても、自分は幸運だったと思い、元の生活を続ければいい。大災にあったと思え。天変地異で人がどれだけ死んでも

鬼滅の刃

 鬼滅の刃、観てきました!結果、号泣😭 いい大人がこんなに号泣していいものか、というくらい、号泣してしまいました。  映画全体の感想は、来年の「辛丑六白」そのもの!私は、映画や小説、漫画などなど、といったものは「集合無意識からのお知らせ」と捉えているのですが、そういう意味では「気の流れ」に乗っている内容だからこそ、こんなに人気が出たのだな、と思いました。 で、映画の感想とはちょっと違った視点の話を書いてみようと思います。それこそが、号泣した理由でもあるのですが… というこ

環のパリの物語

今週の朝ドラ「エール」はスピンオフが放映されていたのですが、これが秀逸で。 どの回もとってもいいお話でしたが、木曜金曜の2日間は「環のパリの物語」。エールを見てない方にはまったくわからない話ですが💦 世界的オペラ歌手である双浦環の、若かりしフランス修行時代のお話。 オペラ歌手になるためにパリに留学した環。そこで日本人画家である今村嗣人に出会い、一緒に暮らし始めますが、環が蝶々夫人のオーディションを受けたところから2人の関係は変化していきます。夢を叶え始めた環に比べ、自分

「すずめの戸締まり」九星気学の言葉を極力使わない、九星気学的解釈

昨年11月から公開されている「すずめの戸締まり」、ちょっと今更かな、と思いつつ、感想を書いてみました。 映画は女子高生すずめの夢、過去の記憶から始まります。そして、通学途中にすずめと草太が出会うことで物語が動き出します。草太が探しているのは廃墟の扉。その扉を、すずめが先に見つけて封印を解いてしまったことから二人は一緒に「扉を締める旅」をすることになるのです。この「旅」、実際の人生でも似たようなことが起きることがあります。人生が「何かに導かれるよう」に、自分の意志に関わりなく

アナ雪とスター・ウォーズの考察2

今回は内的考察、ということで、心の内側の話です。 まず、アナと雪の女王1で、ずっと自分の殻に閉じこもっていたエルサが自分を受け入れ、ありのままの自分になることができました。あれって、アイデンティティを取り戻す話だったと思うんです。気学の言葉でいえば、「内気の充実」です。内気が充実することで初めて「外気を活用」することができるようになります。それがアナと雪の女王2だったと思います。アイデンティティの概念については以前ブログで書いたことがあるのですが、なかなか難しいのです💦

アナ雪とスター・ウォーズの考察

「アナと雪の女王2」と「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を観てきました。先に観たのは「アナ雪」、あまりにも気学的な内容でびっくりしたんですが、その後に観た「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」もアナ雪との共通点がいくつもあったように感じて、いろいろ考えてしまいました。順番に考察していこうと思います。これから映画を観る方は、観てから読んで下さいね! まず、「アナと雪の女王2」。前作で姉妹愛を確認し、魔法の力を制御できるようになって自分を受け入れることができ

阿吽

最近、気学仲間に教えてもらった「阿吽」という漫画を読んでいます。最澄と空海のお話なんですが、これが凄いんです。司馬遼太郎さんの「空海の風景」という本は読んでいて、これは伝記的な小説といった感じの本なのですが、「阿吽」は言葉で表現できないもの、心模様とか、その時の空気感とか、そういったものまで絵で表現している感じです。この漫画を書いているおかざき真里さんという方はすごい人だな、と思います。 今、出ているのは11巻まで。最澄が胎蔵界結縁灌頂を受けるところです。11巻の中で一番印

天気の子

「天気の子」、観てきました!私は、非常に前向きで夢のあるラストだと感じました。 ネタバレ満載なので、これから鑑賞される方は、観た後に読んでくださいね! 不思議なシンクロがありました。まず、舞台となるのは新宿。非常に見慣れた景色が出てきます。マインドズーム近くの歌舞伎町への入り口になる交差点の風景などです。 次に、主人公の少年・帆高が世話になる須賀の事務所の住所は、新宿区山吹町。これ、私が最初の仮吉方で3ヶ月住んでいた場所の近所で、毎日歩いていた所なんです。そこは・・・、