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書くことへの自信を失っていた私が、ストーリーという魔法の杖を手に入れてやる気を取り戻した話

もっとこの人を表す言葉があるはず。もっとこの人の情熱が伝わる文章が書けるはず。ライターとして「もっと、もっと」と追いかけても、まったく追いつけない。理想を追い求めて走り続けるけれども、その後ろ髪どころか、影すらもつかめなくて、自信はどんどん萎んでいった。

このnoteは、ライターとして書くことへの自信を失っていた私が、ストーリーを学ぶ講座「ストカレ」と出会って、やる気と自信を取り戻した話です。


「もうやめようかな」どんどん自信を無くす日々

私がストーリーを学ぶ講座、ストカレ(ストーリーカレッジ)を知る少し前は、まさにそんな状態だった。

私はライフワークとして個人の本づくりをしている。執筆は本人にしてもらうのだが、本の中で語られるその人の人生のストーリーは毎回言葉では表現できない感動をくれる。ストーリーが生み出す感情、共感、記憶に残す力。それらによって、著者自身が自分の人生を肯定できたり、読んだ人の勇気になる様子を見て、ストーリーの持つ魔法を私は心から信じるようになった。

私自身もストーリーを使って表現していきたいと、WEBサイト用にクライアント様の人生ストーリーを書く仕事をしたり、インタビュー記事を書きはじめていた。でも……その人のリアルな姿や思いの強さを、うまく言葉にできず、苦しい日々が続いていた。

ストーリーと書かれた本を何冊も読んだ。でもいろいろな情報がありすぎて逆に何が正解かわからなくなる。一度、心に「書けない」という黒い染みができると、どうあがいても広がっていってしまうものだ。私は書く才能はないのかもしれない。私には魔法は使えないんだ……。どんどん落ち込んでいった。

ストカレとの出会い

そんな時に、ふと開いたSNSの投稿にくぎ付けになった。そこには「ビジネスライティングに役立つストーリーを、プロの脚本家が発信中」と書いてあった。LINEに登録してみると、脚本家の先生からストーリーを体系的に学ぶことができる講座があるとのこと!すぐに体験会に申し込んだ。暗い暗いトンネルの先に、ミシン糸ほどの細い細い希望の光が見えたような気がした。

体験会での興奮をどう言い表せばいのだろう?体験会自体がストーリーになっていた。聴きながらどんどん感情が変化していく「あ、私もう魔法にかかってるんだ」途中で思った。それは、灰被りのシンデレラがドレスを纏うような魔法だった。美しいドレスを纏って舞踏会へ行ける、そんな興奮とワクワクが詰まった体験会だった。もちろんそのまま申し込みをしていた。

ストカレで感動した3つのこと

ストカレが始まって驚いたのは、情報量の多さだ。ストーリーを1から学ぶ人にも、わかりやすいように情報が体系化されているのはもちろんのこと、ストーリーの周辺情報も豊富だった。例えばnoteの書き方、ライターになるための基本講座、シナリオライターの講座、ストーリーをセールスに活かすには……などなど、。こんなに教えてもらっていいのだろうか?心配になるくらいに次から次へと講座が開催されていった。もちろんその場で消化はできず、何度も動画を見るのだが、その動画も期限なく見れるという。それ以外にも、私が大きく感動したことが3つあった。

脚本家直伝のコツ
一つ目は脚本家直伝のコツが豊富に語られていたこと。こんなにも秘訣を出しちゃっていいの?こちらが心配になるほど脚本家が実際に使う技を教えてくれる。そしてそれを意識すると、どんどん臨場感あふれるストーリーが書けるようになっていく。

同期の力で楽しく学べる
二つ目は、同期の力。講座の中でいくつかワークがあるが、ワークと聞くと全身に緊張が走る私が、ほんとうに楽しくワークに取り組めたのは同期のおかげだと思う。直接話すわけではなくて、お題がPC上に出るので、それに対してチャットに回答を打ち込む形式のだったが、これの回答が本当に面白くて、才能の溢れていて、何度もPCの前で一人でニヤニヤ笑うあやしい人になっていた。楽しいという気持ちは集中力も高めてくれる。毎回楽しみながらも集中して参加できた。

絶対に否定しないお人柄
三つ目は講師である永妻先生のお人柄だ。絶対に否定しない。「おもしろいですね」「いいですね」肯定の嵐。ただ、お世辞で言っているわけではなくてちゃんと心から驚いたり面白がっているのがわかる。私は、否定されたとたんにやる気スイッチがOFFになる繊細さんだけれども、一度もスイッチがOFFにならずに課題に取り組めたのは先生のお人柄のおかげだと思う。私のようなタイプには本当にありがたかった。

受講当初は、課題に躓いたり、やっぱりストーリーなんて書けないと落ち込むこともあったけれど、講座が進むについれて手がとまらない、もっと書いてみたい、もっと臨場感を出すにはどうしよう、冒頭のように「もっともっと」でありながらも、前向きな「もっと」が自分の中から溢れて、夢中になってストーリーを書いていた。

ストカレが終了して、また新たなストーリーが続く

そしてつい先日、ストカレの受講が終了した。今振り返ると、この3カ月も素晴らしいストーリーだった。書けないことに落ち込んだ主人公(私)がストーリー賢者と出会い、書くための魔法の杖を手に入れ、大きな壁である課題に取り組んでいく。まだ最後の大きな課題を出していないので、正式なハッピーエンドは迎えていないが、きっと先に見えるのは胸が熱くなるハッピーエンドのはずだ。

ストーリーの魔法はやっぱり存在したし、ちゃんと学べば誰でも魔法の杖をふることができるようになる。とはいえ、まだ発展途上。伸びしろだらけなのでたくさん練習してレベルを上げていきたい。ストカレで得た魔法の杖を使って、人を幸せにするストーリーの旅はまだまだ続くのだ。




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