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【友探し】実録!オフ会にネットワークビジネスの人登場!(2/2)

前回(https://note.com/tomohoshi/n/nfe6fd04b85da)に引き続き、オフ会に来たネットワークビジネスの人(以下S子さん)の話です。
 
個人的にネットワークビジネス=悪と決める付けるのも短絡的過ぎると思ったので、色々ご本人に伺って、ネットでもS子さんが参加している会社の事業内容や仕組みを調べてみたところ、従来よくあるネットワークビジネス(以下NWB)の問題点になりそうな部分をうまく改善してある訴訟などにつながりにくくしている印象を受けました。
 
例えば、従来のNWBはノルマがきつく、商品が売れていなくても定期的に仕入れなければならず、それが参加者の負担になっていたが、必要なのは3千円程度の入会金と毎年2千円程度の年会費、最初に支払う60万円分の化粧品のみとのことです。一応60万円分の化粧品はもらえるようです(原価はわかりませんが…)し、簡単な商品研修や販売のノウハウの紹介なども含めたら、例え成功しなくても損失60万円程度なら訴訟する方が手間も金銭的コストも多くかかる場合がほとんどで、参加者は諦めやすいのではと感じました。
 
更にネットでの販売は禁止で必ず対面。これもネットでの晒上げや炎上被害を軽減できそうですし、ネット販売で流行ってしまうと、太く短い商売になりがちで持続性に欠けるため、対面の方が細く長く事業を続けやすく会社の開発コストを下げることが出来るのではないかと考えました。
 
実際この会社自体はNWBの中でそこそこのポジションにおり、会社としては、なかなか成功しているようです。しかし、問題はS子さんの化粧品や肌に対する知識、トークを盛り上げたり深めたりすることがほとんどない点。色々他社の化粧品の話や、一般的なスキンケアに関する話をふってみましたが、美容に詳しい普通の人や美容部員さんとは比べ物にならないくらいの反応しかありませんでした。しかもご自身のお肌もシミそばかすや毛穴の開きが気になり、キレイとはいいがたい状態でした。さらにお友達もあまりおらず(私も人のことは言えませんが)、お客さんに商品を知ってもらう機会も極端に少ないことです。これでは商品の売れ行きは期待できないと思います。
 
なのでこの商売、優秀な元美容部員さんで沢山商品を売っていて、その人個人にお客さんがついている状態なのに雇用形態の都合上給料が上がらなかったという方は大きく稼げる可能性もありますが、それ以外の人は、S子さんのケースを考えてみても、初回で60万円支払い、結局高い買い物をして終わりのことが多いのではないでしょうか。
 
会社側は参加者さんに60万円分も商品を買ってもらって、無料で商品販促もしてもらえて一石二鳥でウハウハです。一般的な大手化粧品メーカーの場合は、新人の美容部員さんにもお給料を払いながら、商品や接客の研修もしていくわけですから、段違いにコストが違います。しかも一般的な大手化粧品メーカーの場合は、商品が売れなくても販促(接客)している時間は給与が貰えますが、NWBは商品が売れなければ販促にかかるコスト(ネットで人と会うための時間的コストやカフェ代など会う場所のコスト)も自腹ですし、参加者さんの支払うコストが物凄く高いです。
 
しかし、S子さんは会社側が発信する『使っている人が広告塔』や『女性の自立を支援する事業』という言葉に賛同しておられました。
 
しかもS子さん、このNWBを始める前にお金に関して心配せざるを得ないことが起きたようで、こうゆう余裕がない時って、誰しもうっかり話に乗せられやすいので注意が必要だと痛感しました。それに競争過多の業界が多いこのご時世、少しでも会社側のコストやリスクを減らすために今後一般的な企業もこのようなNWB的手法を取り入れていく可能性もなくはないのではと考えさせられました。誰しもが個人でもしっかりと稼げるスキルを身に着けていかなくてはならない時代なのかもしれません。

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