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#5 「THARMS」を整える習慣

整えるとは何か

日々整えることを意識している。
身の回りを掃除することや、サウナの話ではなく、日常で自分のパフォーマンスがマイナスに傾かないように整えている。
パフォーマンスと言うと自分に高い能力があるような印象を醸し出す表現だが、そうではなく、自分が創り出せるアウトプットのこと。
整えて、自分にできることがきちんとできるように準備しておく。
ゼロスタートを意識している感じ。

整える項目は6つ。
時間、健康、野心・欲求、関係、お金・リソース、空間。
日々、自分が元気でご機嫌に過ごすためには、これらの項目のいずれかにひずみが出てきら、最優先に解決するよう心がけている。
ここをしっかりと整えておかないと、パフォーマンスはマイナスに落ちる一方で、プラスに膨らむことはまず無いと思っている。
足を引っ張る要素は取り除いておく。


その視点に至ったきっかけ

みんラボ」という音声番組があり、とても楽しく聞かせてもらっていた。
番組では毎回、人が持つ才能(自然と繰り返される思考、感情、行動のパターン)について出演の御三方が深く語っている。

番組中、たびたび出てくる「発動条件」というキーワードがある。
自分にとって心地のいい場所・環境・人間関係などを揃えると、自分の才能がきちんと発揮されるという考え方だ。

そして、その発動には感情面の不安要素が影響しており、それをカテゴライズしたフレームワークとして「HARMの法則」が紹介されていた。

元々はメンタリストのDaiGoさんが「人の悩みの9割はHARMの4種類に分類される」と提言されたらしい。
HARMは下記4つの頭文字を並べたものだ。

  • Health(健康、美容、容姿)

  • Ambition(将来、夢、キャリア)

  • Relation(人間関係、恋愛、結婚)

  • Money(お金)

番組では、これらの中にある毒を抜いて、発動条件を「整える」と言っていた。

この話を聞いて
「条件が揃っていなければ、才能は活きないのか… ないと同然ってこと…」
とハッとさせられたのを覚えている。


独自の解釈へ

その視点を日常の中でしばらく味わいながら、拡大解釈していった。
🤔

そして僕にとって整えることは
「健全に生きるために必要な基盤を、綺麗にしておくこと」
である、という考えに至った。
生活のインフラを整えておく、ということ。

そしてインフラとして捉えた場合、自分には「時間」と「空間」の2つの因子も欠かせないと考えた。

その2つを加え、日々整えるべき因子群、つまり健全に生きるために必要な基盤を「THARMS(サームズ)」と命名して読んでいる。
(サームスでもよかったが、「ズ」と濁った方が気持ちがいいので、サームズと呼んでいる)


健全に生きるために必要な基盤「THARMS」の因子

「THARMS」は「HARMの法則」のカテゴライズをベースにしている。
T(時間)+HARM+S(空間)という構成。
この並び順が優先順位にもなっている。

ただ、「HARMの法則」が紹介されている書籍を参照しておらず、みんラボで聞いた内容から勝手に展開しているので、「THARMS」はもともとの「HARMの法則」とは異なるものになってしまっていると思う…。

日々整えようとしている「THARMS」の因子は以下の通り。

1つ目はTime(時間)。
時間に余裕がないとすべてのことが悪循環していくことに気がついた。
やるべきことに追われている…、時間がない…。
そんな状態では楽しいものも楽しめない、周りに優しくもできない。
自分が感じる不快なことのほとんどは、この時間の欠如が起因しているのではないかと思えた。
なので、1番初めに時間を置く。

2つ目はHealth(健康)。
心と体、そこが健やかに保たれていないと、キラキラしているはずの日常も曇ってしまう。
健康を維持するためには食事、運動、睡眠も大切。

3つ目はAmbition(野心・欲求)。
野心・欲求は日々に活力を与えてくれる。
ただし、それらに振り回されないよう度を越さない程度がいい。
「希望を持つ」と言い換えることができるかもしれない。
何かを実現したいという望みは、日々起きる波風を乗り越えられる力が湧いてくる。

4つ目はRelation(関係)。
親子関係、パートナーとの関係、友人との関係、同僚との関係などの人間関係の悩みは気を重くさせる。
良好な人間関係は、日々の豊かさにつながる。
人に限らず関係する周りへの感謝を確認するのもよい。

5つ目はMoney(お金・リソース)。
日々の生活をどうまかなっていくのか不安がある状態は、自分らしく生きていくことへの足かせになる。
できるだけ金銭面のやりくりは整理しておきたいポイント。
また何かを成し遂げるためのリソースと捉えることもできる。
資材が揃っている、道具が揃っている、必要なものが不足なくある、そのときクリエイティビティが発揮できる。

最後の6つ目はSpace(空間)。
これは生活の中で長い時間を過ごす空間のことを指している。自宅、職場、など。
僕たちは空間をコントロールすることができるが、逆にその空間からコントロールされているとも言える。
そこに何が置いてあるのか、光の加減はどうか、動線はどうか、余白はどうか、などは気付かぬうちに自分たちの行動を変化させている。
とりあえず空間を整えていれば、なぜかご機嫌で心地よくいられている自分に後から気づくかもしれない。


日々、THARMSと触れ合う


これらを日々チェックしていると、今のところ大きなガタつきが起きず過ごせている。
(ただ、Timeの整えが一番難しく、そこは不安定になりがち)

得にTHARMSの因子それぞれが少しでもいい状態になるように、具体的なアクションが取れているか、振り返って確認すると効果が高い。
ちゃんとできている自分を肯定して楽しんだりもする。

「あれをすべき、これもすべき。」
「あれが足らない、これが足らない。」
生活を豊かにしようと、誘惑のように色々な興味が湧いてくるが、THARMSさえ押さえておけば、それらは一時的に起きる末端でのイベントのように感じられる。
生活に安定した軸ができる。

身近な人をTHARMSの観点でサポートすれば、相手にとって心地よいリズムを築く手伝いもできる。
その人がその人らしく生きている様子は、見ているこちらが幸せになる。


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tomohonote
最後まで読んでいただいてありがとうございます。