2025.1.11 最近のコンテンツ
自分のメモ程度に，最近見た映画や動画，読んだ本などについて．
最近の本
一人っ子だったので，「ひとりあそび」はお手のもの，というかむしろひとりあそびしかしてこなかった部類だと思うけれど，「あそび」に気になって買ってみた．
アーティスト気質なのかやや偏りの強めの論調で，「多くの大人はあそんでない！」と子ども達に語りかけるあたりがなんともいえない風情だけれど，確かにあそびかたの多様性が，大人になるにつれて狭まっていく大人がまわりにいることも同時に感じてはいるところ．
冬休みの自分の課題図書の一冊として，「遊びと利他」を読んだとき，そこで引用されていた「プレーパーク」の本家本元の一冊．
原題が，Planning for Play ということで，PlayをPlanningする，ということばの面白さよ．
「一種の精神公害」と描写されている，集合住宅群の画一的で無機質でカクカクしい風景が続くフランスの風景は，今のタワーマンションを彷彿とさせるところがなんともいえない．
遊び場を計画するとき，次のことを想起せよ，ということで，ただ広場があるだけでよいわけではなく，雨風をしのげる場所も必要だ，ということだったり，年齢による行動範囲や，時間の使い方の違いも意識する必要があるなどの具体的なところも書かれている．
山田太一のファンタジー長編「異人たちとの夏」．元々は，河合隼雄の対談集，こころの声を聴くを読んでそこで紹介されていたところから手に取ってみた．「温かさ」と「冷たさ」のコントラストが，物語が展開されていく中で合わさっていく．
小説もたまにはいいもんだ．
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