micro:bitで方位磁石をつくる!
簡単にプログラムを書き、実行することのできるmicro:bit。
方位センサー(磁力センサー)がついているため、あまりにそのままですが、方位磁石を作ります!
そういえば、このmicro:bit、イギリスの全小学校で11歳、12歳に配布されました。
イギリスは教育においてかなり試行錯誤のある国で、一時期「全国統一テスト」を導入して学力がガクッと落ちたという話もありました。都留文科大学の学長でいらっしゃる福田誠治先生の「競争しても学力行き止まり イギリスの失敗とフィンランドの成功」もなかなか興味深い本です。
方位磁石を作ろう!
では、その便利なツールmicro:bitを使って方位磁石をつくっていきたいと思います。
micro:bit方位磁石は下記のプロセスでつくっていきます。
1.方位磁石のデータを確認する
2.方位を知らせる画面表示をつくる
さて、前回のnoteでは、プログラムを書くまでの説明がなされています。方位磁石を作り始める前に、まずは下のnoteをご確認ください。
1.方位磁石のデータを確認する
方位のデータはどのように入るのでしょうか。micro:bitの公式ドキュメントを見ていくと、下記のようになっていることがわかります。
データの範囲は0〜359。
こうなったら、マイクロビットが表示できそうな範囲を2パターン考えて、方位を何分割にするか考えてみます。
パターン1:16方位
5x5のLEDの周囲全体を使えば16方位を指すことができます。ただ、周囲の点でしか表現できないのでイマイチわかりにくいかもしれません。間の二つを取り除く、下記のような方法もありかもしれません。
パターン2:8方位
8方位で行くならば、上記のように線で書くことができます。8方位であればある程度シンプルにできるはずです。
とりあえず、8方位であればシンプルに描けそう、ということで、今回は8方位で作ります。
数値の分け方
こんな感じで考えてみます。0〜359の間の数値をまず16等分にして、それぞれ①〜⑧までマッピングします。
また、ピッタリ0のときには、矢印にするようにしたいと思います。
2.方位を知らせる画面表示をつくる
では、どんどんつくっていきます!まずは画面表示のブロックから。
ぱっとつくることができました。しかしここで気をつけねばならないことがあります。例えば、下の図のように、micro:bitの方位センサが45を示しているときは、左側に「北向き」を表す矢印が出なければなりません。
なので、それぞれ上の向きとは反対のところにLEDをマッピングしていきます。具体的にはこんな感じにしていきます。
「0」のところだけやや厄介で「または」という論理式を使います。
ではまず、プログラムをmicro:bitに入れて動かしてみましょう。
まずはじめに、地磁気とマイクロビットを合わせます。スマイルマークが出たら地磁気との調整が完了!アプリが動きます。
ピッタリ北にするのが若干難しいですが、無事動くものとなりました!
micro:bitは他にも色々なセンサーを搭載しているので、ぜひいろんなセンサーを使って遊んでみてください!
この記事が参加している募集
ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。